会社の先輩の結婚式に出席

会社の先輩の結婚式に出席する。
(夕方からだったので朝は出社して仕事・・・)

気取ったところはなく手作り感覚に溢れ、
新郎新婦の人柄が100%反映された式と披露宴だった。
(新郎は余りにも気取り無さ過ぎてほんといつも通りで
「この中で新郎は誰でしょう?」とクイズをしたくなるぐらい。
司会の方たちの方がよほど緊張していた)


式は神前式ならぬ「人前式」という形式で行われた。
受付時に各出席者が「2人の結婚を認めます」みたいな趣旨の文言が書かれた紙にサインをすることで
この結婚は皆さんの祝福とともに認められた、というもの。
なるほどなあと思う。こういうやりかたもあるのか。


式と披露宴となった会場は
オーガニックがテーマの店のようで肉・魚・卵の類は一切出てこない。
この日のメニューを書き写す。書き写すに値するメニューだった。

                                                                                                                                            1. +

■前菜
ヒエのハートパン 麻のみディップ添え
燻製豆腐オリーブ風味
柿の梅酢菊花和え


■小鉢
ふわふわ豆腐・銀あんかけ


■お重
手練りこんにゃくののカルパッチョ with キヌア
森の白菜ロール
ごぼうフレークサラダ


■メイン1
大根と凍り豆腐のカツレツ レモン味噌風味
もちキビポテトペペロンチーノ
林檎と青菜の胡桃ソテー
舞茸のカレー風味ソテー


■メイン2
高キビローフ&蓮根チップ
玄米ビーフンとごぼうの唐揚げ


■御飯
うるちアワの2色そぼろ御飯
漬物盛り合わせ


■お口替わり
里芋マッシュ・アマランサスマリネゆず風味


■スウィート
玄米ポンセンクリームのレアレモンケーキ


■飲み物
5人娘・そば酒・有機ワイン・風の谷のビール(ピルスナー・ダークラガー)

                                                                                                                                            1. +


最初見たときギョッとした。
「キヌアってなんだー!?」
「高キビローフってどう読むんだー!?」
(漢字もさることながら「高キビローフ」ってどこで区切って読むのだろう)


食べてみると(薄味だったけど)なかなかおいしかった。
メニューを見ないでそのまま出されたものを食べていたら普通に受け入れてたと思う。
僕はいちいち「アマランサス」ってこれか?なんて考えながら食べていた。


※ここを選んだ理由としては新郎新婦の趣味で
というよりはただ単に家から近かったから、ということらしい。


披露宴の前には10年近く前に新郎新婦が共演した映画の予告編が流れた。
この予告編がものすごくよくできてて、「すげーすげー」と思いながら見ていた。
明らかに僕よりも2個ぐらい各上の人の手になるもの。
先輩から時々「友達にこういう人があるよ」と話に聞いていた
日本映画界では知る人ぞ知るとある監督の息子の方がつくったものだった。
この方は式・披露宴とビデオで撮影をしていて、
ものすごくごついビデオカメラを持っていた。
珍しい型のカメラですねと話を振ってみると
世界初の家庭用デジタルビデオカメラとのこと。パナソニック、97年製。
DV端子が無かったりして不便だったりするらしい。
(つまり、当時はデジタルで撮影しても編集はビデオをつないで、だった)


出席者は新郎新婦が所属していた大学の劇団関係の人たちが多く、
披露宴では新郎が書いた脚本による寸劇も披露された。
新婦に目隠しさせて新郎を含む男性5人と握手させて
誰が新郎を当てるかというゲームでは僕がその5人のうちの1人となる。
昨年、後輩のに出たときもそうだったけど、「この人のような気がする」と言われる。
ちなみに、目隠しした新婦が「この人」と呼んだのは新郎の父親だった。


つつがなく式が終わって2次会へ。劇団関係者たちがこぞって参加。
周りの人たちからの慕われ度合いがよくわかる。
会社からは僕ともう1人の先輩だけになってしまったんだけど、入れてもらう。
大学の人たちは会社での姿を知らず、会社の僕らは当時の出来事を知らず。
両者が新郎に対して抱いているイメージが
「ここはやっぱ同じだ」「ここは全然違う」ってのをワイワイ話すのは楽しかった。


3次会、4次会まで行ってしまって、帰りはタクシー。3時過ぎ。