屋形船に乗って夜桜見物①

昨日の夜は会社の人たちと屋形船に乗って
鍋に天ぷらにひたすら食いまくりながら隅田川の夜桜を眺めた。


念願の屋形船。
これまでことあるごとに「屋形船」「屋形船」と言ってたものの行動力のなさゆえに実現できず。
平日やろうとしたら仕事の都合で行けなくなる人が出るのではないか、というのを心配したり。
なかなか手が出せずにいた。
それがつい最近後輩の1人が
「屋形船をやってるとこに知り合いがいるよ」と言い出して
そこから先はとんとん拍子に話が決まる。
土日にやれば遅れる人もいないのではないかということになる。

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お台場の青海駅の桟橋から18時30分出航。


17時頃到着して Venus Fort に入ってみる。ここは初めて。
各種ブランドの店が並んでいてこれといって僕の興味を引くものはなし。
適当に歩いていった先に「Mega Web」というトヨタが手掛けている車の博物館みたいなのがあって、
時間があったのでフラフラと見て回る。
(外にも同じ名前の施設があって、新車の展示場のようだった)
ヴィンテージカーとでも言うのだろうか、
国産の古い型のや外国のだとフォードのマスタングシトロエンアルファロメオなどなど、
僕でも名前を知っているような車がピカピカに磨かれて、
乗ってくれる人を待っているかのように、今に走り出すかのように展示されていた。
バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンもあった。
ミニカーが陳列されているコーナー(ショップもあり)や
車に関する書籍・雑誌が集まっているコーナー、修理工房、
往年の名レーサーの写真が壁いっぱいに貼られていたりして
車好きにはたまらない場所なんだろうけど
いかんせん僕は車そのものに対しても運転することに対しても関心薄。
「男」としてこれでいいのだろうかと思ってしまった。
一番興味を持ったのはメッサーシュミット(飛行機じゃなくてスクーターの方)。
斬新というか奇抜なデザイン。未来の乗り物のよう。
上で挙げた名車もなんかそんな感じがした。レトロフューチャーってことか。


ヴィレッジ・ヴァンガードがあったので待ち合わせまでの残りの時間はここでつぶす。
どこの店舗であれ、入ったら必ず何かしら買わずにはいられなくなる。
ここは魔物が住み着いている。
今回僕が買ったのは「Cult TV & Film Themes」というその名の通り
古きよき時代の有名なドラマや映画の主題歌を集めたもの。
James Bond Theme」「Thunderbirds」「The Pink Panther」「Batman
といった定番が収録されていて
映画ファンには「M*A*S*H」が入っているのが嬉しい。
でもこれはアルトマンの映画のじゃなくてテレビシリーズの方かな。
こういうのを1枚持っておくと何かと便利なのではないかと思った(でも何に?)。
もう1コ買ったのは「いかチョコ
割きイカの上にたーっぷりとチョコをかけたというシロモノ。
正気の沙汰とは思えない。最初から冗談のつもりなのだろうか、メーカーとしては。
待ち合わせの時間が来て後輩の女の子に渡したら
「いらないです!」と付き返され、その後次々とたらい回し。


青海駅から桟橋が見えて、乗ることになっていた屋形船が見えた。
僕の中でのイメージとしてもっとぼろくて全部襖と障子でできてるようなのを想像していたんだけど、
どちらかというと水上バスに提灯がぶら下がっているようなものだった。
駅は海の近くだけあって風が強く、日中の気温は20℃を超えていたとはいえ肌寒かった。


乗り込む。定員確か50人ぐらいで他にもいくつか団体客が既に席についていた。
15人から貸切OKで今回の参加者は14人。それでも実は貸切ができたらしい。惜しいことをした。


出航の時間になるも先輩が1人遅れてて
「まだ車に乗ってる」「渋滞に巻き込まれている」というすっとぼけた連絡が入る。
宴会のための屋形船なのになぜゆえに車で来る!?
残念ながら置いていく。
そんなわけで船が岸を離れる。
いつのまにか日も暮れて空も暗くなり、
お台場の夜景とレインボーブリッジを後にして隅田川を上り始める。


どうでもいいがこの日の僕の格好はオーバーオール。
30歳にしてオーバーオール。