バスに戻って、昼食のレストランへと向かう。
ガイドのUさんのペルー案内が続く。
まずは飲み物の話。
ペルーで有名なビールは3種類。
・クスケーニャ
・クリスタル
・ピルセン
このうち、クスケーニャとピルセンは飲む機会があった。
クスケーニャは飲みやすくておいしく、ツアーの間こればかり飲んでいた。
ピルセンは薄味なのにどことなくクセがあって今ひとつ。
クリスタルは残念ながら飲む機会がなかった。
「ピスコ」ブドウの蒸留酒。アルコールの度数は40度以上と高い。
ワインを飲むことがスペイン人に禁止されて、その代わりに作り始めたのだとか。
砂漠の都市イカでブドウが取れる。
ピスコサワーというカクテルにして飲むのが一般的。
「インカ・コーラ」ペルーを代表する清涼飲料水。黄色いコーラ。
マンサニージャという薬草の成分が入っているため、黄色くなる。
アメリカでも売られていて、日本でも探せばあるかも。
近年、会社をコカ・コーラが買収。
英語のスペルは「Cola」じゃなくて「Kola」だったりする。
このマンサニージャというのはカモミールと同じなのかな。
ハーブとかお茶とか詳しくないのでよくわからないんだけど。
ペルーの人はこのマンサニージャのお茶をよく飲む。
腹の調子の悪いときに効果があるようで、とても甘い。
同じように薬草のお茶としてキャッツ・クローがある。こっちの方が有名?
あと、コカ茶。その名の通り、コカインのお茶。
高地地方にて一般的。高山病に効果ありとされる。
もちろん日本には持って帰れない。例えお茶という形であっても。
このコカ茶はクスコやプーノにいる間に何度も飲んだ。
健康食品として最近人気なのが、キヌアとカムカム。
キヌアって日本でも時々名前を聞くけど、これってアンデス原産なんですね。
カムカムは知らなかった。ペルーのアマゾン地方の果物。
ビタミンCが豊富で、日本の会社がサプリメント化に成功、輸入を行っている。
その他お土産として日本人に人気があるのは
インカ・ローズ(パワー・ストーン)と水晶。
バスはアルマス広場の近くまで戻ってくる。
パレードの先頭が到着して、大統領府の前は通行止め。
ムラヤ公園に到着する。昨年できたばかりの新しい公園。
中のレストランで食事。
スペイン語のポップミュージックが流れる。
外に出ると店は行列ができていた。今、リマで人気の店なんだろうな。
食事そのものはツアーの代金に含まれているが、飲み物は別。(その後ずっとそうだった)
ビールを頼む。クスケーニャ。2ドル。
確かに飲みやすいが、・・・ぬるい。全然冷やしてない。
ペルーにはビールを冷やす習慣ってないのか!?
とんでもない国に来てしまったもんだ・・・
ものすごく驚く。
だけど、その後どこで飲んでもちゃんと冷えていたので、
どうもこの店だけだったということを知る。
クスケーニャは在庫が切れて途中からピルセンだけになったし、
もしかしたら暑い日だったので
その日のあまりのビールの売れ行きにより
仕入れたばかりで冷やしてないのをそのまま出したのかもしれない。
テーブルの上のグラスにはアペタイザーとして
乾燥したトウモロコシとバナナチップ。
チチャモラーダという紫トウモロコシのジュースが出てくる。
ツアー全員で「体験」ってことになっている。
飲んでみる。
甘くてまったりしていて、ほんのりとどこかでとうもろこしの風味。
話の種として、強く記憶に残るものでもないな・・・
この日の料理はセビッチェとペルー風パエリヤ。
セビッチェはペルーを代表する料理。
イカやホタテ、白身の魚(ヒラメ、タイ、スズキ)に軽く塩コショウをして
しぼったレモンをかけたもの。
これがたまらなくうまい。単純なのがいいんだよね。
リマは海辺の町だから魚介類が新鮮。
僕らが食べたのは白身の魚のセビッチェ。
赤ピーマンのような唐辛子とオレンジ色のさつま芋、ふかしたトウモロコシが付け合せ。
あービールがキンキンに冷えていたら・・・
それでもないよりはあったほうがうまい。2本目はピルセン。
パエリヤはイカ、ホタテ、アワビ。こちらもおいしかった。
デザートはプリン、あとコーヒー。
バスに乗るまで時間あり。公園をブラブラする。
日差しがものすごく強く日陰を求めるようにして歩く。
だけど吹き付ける風は冷たい。心地よい。
遠くにサンクリストバルの丘が見える。
公園内はレールが敷設されていて、子供用の列車がゆっくりと通り抜けていった。