2007年をブログで振り返る

身の回りで2007年をブログで振り返るというのが
ちょこっと流行っているので僕もやってみる。
最初に見かけたクリス君は毎月１本ずつ選ぶという形をとっていたけど、
僕の場合それだと各月にバラつきがありすぎて選べない。
一通りざっと眺めてみたけど
１０月以後パッとしないし、先月１２月なんて惨憺たる有様だ。
同じように、殺人的に忙しかった１月・２月も「疲れた」とかそんなのばっかり。

ということで、１０本選ぶという形にしてみた。
やっぱり波があって、偏っている。

（ペルーと韓国行ったときのこと、青森に帰省したこと、
　サマソニを見に行ったことといったシリーズものは省きます）

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□３月２６日(月) 東京タワー　
　http://d.hatena.ne.jp/okmrtyhk/20070326

去年書いたフィクションでは一番いい作品だし、書き終えて手応えを感じた。
自分もこういうのが書けるんだなと。

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□３月２７日(火) 空白の日々　
　http://d.hatena.ne.jp/okmrtyhk/20070327

この頃もまだかなり忙しくて、毎日がつらかった。
そのときの寂しい気持ちが余りネガティヴにならずに書けた。
もう何年も、ここで書いたような気持ちになっては、
それをどうすることもできなくて、ただ日々をやり過ごしている。

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□４月１日(日) エイプリルフール　
　http://d.hatena.ne.jp/okmrtyhk/20070401

一番波紋を呼んだ。書かなきゃよかった。
「オカムラは会社辞めたらしいぞ」「いや、ガセだろう」といった噂が飛び交ったり、
青森では母が「トヨヒコ君会社を辞めたとかで？」なんて聞かれたらしく。
タイトルに「エイプリルフール」とあるからすぐ気付くだろうと思った僕が甘かった。
でも、これ書いたときは「いやー、清々しいぐらいいい嘘が書けた」と思ったもんだった。

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□５月２１日(月) ギャートルズの肉を食べる　　　
　http://d.hatena.ne.jp/okmrtyhk/20070521

たぶん去年最も検索でヒットしたのがこれ。
阿佐ヶ谷の吉澤精肉店の「その肉」を食べたときのこと。
「阿佐ヶ谷」「吉澤精肉店」「あの肉」「その肉」といったキーワードで
今も毎日のようにいろんな人がこの日のページにたどりつく。
テレビで取り上げられたりすると、一気にアクセス数が増える。

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□６月２０日(水) (untitled) plus　
　http://d.hatena.ne.jp/okmrtyhk/20070620

これもまた仕事のつらさ、空しさについて書いたものなんだけど、
特に理由もなく、個人的にとても好き。

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□７月２日(月) 「Long Season」「リバーズ・エッジ」　
　http://d.hatena.ne.jp/okmrtyhk/20070702

去年も映画や音楽や小説についてあれこれ書いたけど、
意味があるのはこれぐらいなのではないかと思う。

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□８月６日(月) 「東京の街に出てきました。相変わらずわけのわからないこと言ってます」　
　http://d.hatena.ne.jp/okmrtyhk/20070806

なんとなく書いたものが、しかも大事な箇所が雑誌の引用だったものが、
いきなりたくさんブックマークされた。初めての体験で驚く。
そうか、アクセスやブックマークを集めたかったら
WEBに公開されていない気の利いたものをコピペすればいいんだな、ということを知る。

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□８月２４日(金) もし仮にWeb3.0というものがあるのなら　
　http://d.hatena.ne.jp/okmrtyhk/20070824

去年の夏から秋にかけて新しい事業のアイデアについてあれこれ考える機会があった。
ビジネスにもIT技術にも詳しくない僕が思いつくのは得てして的外れなものだったけど、
「考える」ということそのものはいいことだった。
今では目にすることもなくなったけど、僕もWEB2.0にかぶれた。
根が哲学や現代思想好きなので、その方面からアプローチしていっていくつか書いた。
今読むとどれもどことなく稚拙でどことなく奇っ怪なことばかり。
これがその最たるものだと思う。

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□８月３０日(木) 終焉　
　http://d.hatena.ne.jp/okmrtyhk/20070830

フィクションの中では２番目に好きなもの。
こういうイメージだけで紡いでいくのは
得意というか手癖でいくらでも書けてしまえるので
普段手を出さないようにしている。

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□１１月６日(火) ストーンズを聞いた夜　
　http://d.hatena.ne.jp/okmrtyhk/20071106

１年を通して書いたものの中では個人的にはこれが一番好き。
書いてて自分が救われるような気持ちになった。カタルシスというか。
自分がなぜ「書く」のかわかった。