花粉症もそろそろ終わり

周りで、今年から花粉症になったことを認めない人が何人かいる。
「3月入ってこの土日から鼻水が出るんだよね」
「花粉症です」
「やー、ただの鼻風邪だと思うんだけど。風邪薬飲んだら出なくなった」
「花粉症です」
「梅が咲いてからっぽくてさぁ。梅って花粉が飛ぶんだっけ?」
「だからそれがスギ花粉なんですよ!!」


誰だって、最初は認めたくないと思う。どんな病気であれ。
しかもそれが死に至らしめることは無く、季節ものだとしたら。
ただうっとうしいだけ。
水っ洟が止まらなくて、目が痒いというのは見た目しょぼくもあり。
「この私がそんなしょうもないものに屈するわけがない」


で、一度なってしまったら永遠。
死ぬまで付き合っていくってのがちょっと怖い。そこが一番のポイントか。
一過性のものだったら誰もが気軽に、
「ああ、私ここ2・3年花粉症」って言い放つだろうに。


自分が今年から花粉症となったことを認めない人にとって
花粉症を自覚している人たちの輪の中に入っていくのを嫌がる気持ちは、
新興宗教に入信する人たちを嫌悪する気持ちに似ているのだと僕は考える。
傍から見てると(それでも鼻をかんでいて)効いてるような感じがしないのに
薬を買って飲むという行為を信じて、そこにしがみついているようだ。
そもそも健康そうなのにマスクをして外を歩いているのが怪しい。
花粉症であることを認め、
その後の人生をスギ花粉という「目には見えないもの」に左右され、
寄り添って生きていくことは「帰依」と呼ぶに等しい振る舞いなのではないか。

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先日、青森から帰ってきた日になんとなく風邪っぽい気がして、夜、風邪薬を飲んだ。
このシーズンは会社から支給された、「プレコール」だったかなあ、
抗ヒスタミン剤が入ってないんだったか眠くならない風邪薬をよく飲んでいた。
風邪っぽいなあとちょっとでも思ったら飲んで寝る。
これがよかったのか、今シーズン本格的に風邪をひいたのが1回だけ。


この薬を飲んだ次の日、普通に花粉症の薬「アレグラ」を飲んだら急に眠くなった。
眠くなったというか抗ヒスタミン剤の入った薬を飲んだとき特有の
頭の中が麻痺して動きが鈍くなったような状態。
飲み合わせがよくないのだろうか。


以前もこういう状態になったような気がする。2回目。
これって僕だけなのか。


その後、アレグラの効きがよくなくてずっと鼻かんでばかりいる。
ここ何日か鼻が詰まったような感じになってグダグダと過ごしている。
これはもしかして「プレコール」に関係なく、
「アレグラ」が効かなくなってきたのか!?
それともスギ花粉がラストスパートで猛烈な追い込みをかけているのか!?


それとも、青森から帰ってきてからどうも調子よくなくて、それが関係しているのかも。
青森と東京とスギの種類が違ってて、
青森のスギに対する免疫の無さがこういう事態を引き起こしたのか!?


もうそろそろ終わりかねえ。とのんびりとした気持ちになりかけていたのに。
予断は許さない。