「ZARD 坂井泉水展」

今日の昼、新宿高島屋HMVにCDを買いに行ったら
11階の催事場で「ZARD 坂井泉水展」ってのが開催されていたので、ふらっと入ってみた。
今回のはアップデートされてないけど、概要としては下記のサイト参照。
http://www.wezard.net/izumi_exhi/index.html


僕が10代後半って ZARDWANDSDEEN と Being 全盛時代。
カラオケでみんな歌ってたなー。僕ですら「世界中の誰ぇよりー」って歌ってた。
そういう意味では青春時代を代表する BGM と言っていいかもしれない。
まあ僕が買うことは無かったけど。
というか寮にいると誰かしらアルバムを持ってて、麻雀してると ZARD が流れてるという。


僕が持ってるのは1枚だけ。BOOK OFF の投売りだった「揺れる想い
これって「負けないで」「君がいない」も入ってるし、
世間一般的に ZARD って言ったらこれでしょうと。
聞くことがあるか?と聞かれたら、全くないと答える。


そんなわけで音楽として特に思い入れはない。
だけど、どこかなんとなく引っかかっていた。
メンバーは坂井泉水しかいなくて、「ZARD」という造語をグループ名にして活動していること。
その坂井泉水がいつも寂しそうに俯いていること。


会場の中に入ると、坂井泉水の写真がたくさん飾られていた。
どれも笑っているのに、儚くて、寂しそう。
視線の先に虚無を見つめているような。
どうしてこんなきれいな人が、不幸そうな佇まいで写真に納まっているのだろう?
抜けるような青空とか、色鮮やかな海辺をバックに撮られているだけになおさらそう思う。


レコーディングスタジオを再現した部屋があった。
譜面台。マグカップトイピアノ。そしてマイクが置かれているだけの、そっけない淡々とした空間。
そこに白い長袖のTシャツを着た坂井泉水が歌っている映像が投影される。
うまく歌えなかったのか、恥ずかしそうにはにかむ。
90年代屈指のメガセールスを放っているというのに、きらびやかな雰囲気やエゴが皆無。
自然体で等身大の、歌の好きなお姉さんって感じだった。


ヒット曲の歌詞の拡大コピーが壁に貼られ、
その一つ一つにモニターが設置され、プロモーションビデオが流れていた。
マイ フレンド」の歌詞は直筆だったかな。


後半はジャケットの撮影で使用した衣装や、貴重なプロモーショングッズが展示されている。
中学生ぐらいの女の子から、僕よりも上の世代の人たちまで、いろんな人が会場にいて、
熱心に写真や映像を眺めていた。
最後はグッズ販売で、会場限定発売のマグカップが次々に売れていた。
僕はパンフレットを買おうかどうか迷って、結局買わなかった。


1つ気になったアイテムがあって、元ピチカートVの小西康陽がプロデュースした
「Can't Take My Eyes Off Of You」(君の瞳に恋してる)のカバーのアナログ。会場では非売品。
これ、聞いてみたくなった。どっかで売ってないかなー。
CDシングルもインディーズで出たみたいだけど。
帰ってきて amazon で調べてみたら、アナログしか売られてなかった。
Wikipediaには「ファンクラブ会員限定のアルバム内にこの曲が再録された」とある。
BOOK OFF なんかでひょっこり入手できないかなー。


後で知ったんだけど、羽田裕美というピアニストがZARDの曲を弾くミニコンサートが
高島屋2階のエントランスホールで行われていたようだ。
知ってたら聞き高かったな。