サマソニ09 その9(8/8:間々田優 〜 ジャンクガレッジ)

土曜の分のリストバンドを引き換えて、これで左手首に2本(8/7が青、9/8が茶)となる。
この日はトリの Linkin Park 以外に取り立てて見たいものはなし。
「何を見るか迷ったら日本人女性シンガー」というルールの下、
ISLAND STAGE へ間々田優を見に行く。
アコギ弾き語りの激情系シンガーソングライターであるらしい。


メッセから小道を歩いて、マリンスタジアム側へ。
今日は曇り。白っぽい灰色の空。
スタジアムの脇にホセ・クエルボ(テキーラですね)のブースがあって、その隣の店でカクテルを売っている。
まだ時間が早くてフローズン・カクテルができないということで、フィズ入りのをオーダーする。600円。
このクエルボのブースでは昨日、黒のビキニの女性たちが艶やかな踊りを披露して観客を集めていた。


ISLAND STAGE に入る。
アメリカから来た高校生だろうか、バックステージパスをもらっているのか
ステージ脇を一群になって通り過ぎる。修学旅行で日本の音楽ビジネスを見学中?


最前列が空いている。
周りの観客ははまだ20歳になったかならないかの、間々田優の同世代の女の子たちばかり。
柵にもたれてカクテルを飲む。ステージ上では PA のセッティング。
間々田優本人が出てきて、リハーサルと称して声を出し(ただし歌わない)、ギターを弾く。
とても小柄な人だ。白地に、少し青で模様の入った浴衣を着て、素足。
真っ黒に近い、お歯黒のようなペディキュアを塗っている。
「私、自他共に認める雨女なんですが、今日は晴れてよかったです。
 皆さん、今日は来てくれてありがとう」


いったん舞台袖に引き上げて、5分後ぐらいに戻ってきて演奏開始。
小柄でかわいらしい顔立ちなのに(そう、浴衣着て彼氏と花火大会を見てそうな)
曲が盛り上がってくるとまるで逆ギレのようにギターをかき鳴らし、激しく叫ぶ。
どこかにちょっと不思議系の入ってる人で、
その分これまでの人生、多少生きにくかっただろうな、と思う。


バックのメンバーはなぜかおっさんばかり。ギター、ベース、ドラム、3人ともたぶん40過ぎてる。
ベースは5弦。それが2本、ステージに。見るからにうまそう。
キーボードだけは若くて、まだ20代か。でもあれこれ経験を積んでるような落ち着きが漂っている。
バックがしっかり、何でもできるセッション・ミュージシャンを集めて枠を作ってあげないと
間々田優のような若くて純粋な(というか天然な)シンガーソングライターが
フロントに立って演奏するのって難しいんだろうな。


1曲目がどん詰まり激情系で、2曲目が普通にポップ。3曲目がしっとり。
最後の曲は神にピンクのフサフサの飾りをつけて、アイドル「ママッキー」に扮して、
アイドルの大変な生活をキャピキャピと歌い上げた後、後半かなぐり捨ててまた激情。
たった4曲で終了。もしかして間違えて1曲飛ばしたのに気づいてないんじゃないか?
と思ったんだけど、時間を見たらしっかり30分経過していた。


どうでもいいけど、WOWOWなのかな。ドリーに乗せた撮影のカメラが2本入ってたんだけど
事前に打ち合わせができていないのか、それとも仲が悪いのか、
左側担当が真ん中に寄ってくると右側担当が真ん中で撮っててぶつかる、
あるいは慌てて助手が裾を引っ張って促すという。
ちゃんと撮れてるのかなあ。気になった。
この2組のカメラ、次に見た te' でもこの組み合わせで、その後話し合ってなかったのか、
同じようにぶつかりそうになっていた。


次に見るつもりの te' まで1時間半近く空く。
メッセのフードエリアにて、昨日大行列だったジャンクガレッジのまぜそば
どれだけのもんなのか食べに行ってみる。


マリンスタジアムの近くに通りがかると、リズミカルにたくさんの打楽器の重なり合う音。
サンバ・パレードが行われていた。


メッセの中へ。まだ11時だというのに、普通に行列。4列に並んで待つ。
看板を見るとテレ朝が提供していて、六厘舎という店がサポートしているようだ。
まぜそばが700円で、スペシャル・トッピング(マヨネーズ、チーズ、ベビースター)が100円。
看板の写真には自己主張強そうな黄身が乗っていたけど、夏場なので残念ながら提供せずとのこと。
スペシャル・トッピングのアリナシと、にんにくのアリナシが選べる。
メニューはまぜそばのみで、注文時にはこれらのアリナシのみを伝える。
スペシャル・トッピングありで、にんにくありだと、アリアリ。
スペシャル・トッピングなしで、にんにくなしだと、ナシナシ。
なんだかラーメン二郎のよう。
ジャンクなラーメン屋でこの手のアリアリ、マシマシみたいな符丁でオーダーする店って
今後かなり増えそうな気がした。


来店したアーティストが色紙を残している。他の店では色紙って見たことない。
スガシカオ土屋アンナschool food punishmentTHE BAWDIES
もしかしたら3日間の間にもっと増えていたかもしれない。


45分ぐらい待ったかなあ・・・
注文だけで40分、出てくるのに5分。
あらかじめ1回に茹でて提供できる分量が30人ぐらいずつなのかな、それぐらいと決まってて、
30人分のアリアリ、アリナシ、ナシアリ、ナシナシを聞いて、1度そこで注文を取るのはストップ、
注文した人はアリ・ナシの組み合わせによって異なる引換券をもらって別に並び、
それぞれのトッピングが出来上がったらアリアリの人から順に一気に受け取っていく。
また30人分のアリ・ナシのオーダーが始まる。そんな仕組み。
僕はスペシャル・トッピングありで、にんにくなしにしようかと最初は考えてて、
だって、ライヴで隣に立っていた人がにんにくくさかったら嫌じゃないですか、
でも、なんかせっかくだから入れて食べてみたかったし、
それにアリアリが最初に配られるみたいなんで、余り時間がなかったし。


受け取って、Offical Barでビールを買って、昼食時で空いてるテーブルもなく、地べたに座って食べる。
ひたすら混ぜる。スペシャル・トッピングの3つと、ほぐしたチャーシュー、キャベツ、もやしかな。
確かに、いける。ビールにも合う。
でも、麺・具共に看板の写真ほどの分量はない。大盛りがあればよかったのに。
これ、実際に店舗で食べてみるとかなりうまいのでは。
東大宮にジャンクガレッジの店舗があるみたいなので機会があったら行ってみたいけど、遠いかな。
六厘舎ってのは東京駅地下街にあるみたい。でもまぜそばはなしで、つけそばの店となっている。


急いで食べて、ISLAND STAGE に戻る。