中之島、梅田の休日(後半)

淀屋橋から梅田まで歩いてみる。
たいした距離じゃない。
暖かい晴れた日で、歩くにはちょうどよかった。


通りを渡るのに歩道橋と地下街と選択肢があって、地下街へ。
人がほとんどいない、がらんとした地下街だった。
どこをテーマとしていたか忘れたが、風景を写した写真展が開催されていた。
写真展ってほどでもないな。パネルに大きく引き伸ばした写真を並べてるだけ。
だだっ広い空間に他、誰もいない。
怖くて写真に近づけなかった。


駅前のブックファーストで松岡校長の『誰も知らない世界と日本のまちがい』を買う。
次に読まなきゃいけないのはこれ。


阪神百貨店のところから再度地下に潜る。
こちらは賑わっている。
マルビルのタワレコ澤野工房の一枚と高柳昌行の70年代のフリー・ジャズ
店内でかかっててとてもいいと思った、アルゲリッチの弾くショパンを買った。
MUSIC MAGAZINE の別冊で、90年代日本ロックのガイドも買う。


地下街を歩いて、反対側、阪急側へ。
ヨドバシから地上に出て空中庭園へと向かう。
12月の出張で来たときにクリスマスのイベントでツリーは見たが、新幹線の時間があって展望台には上らず。
今回、ようやくリベンジ。
35階の高さまでエレベーターに登って、そこからさらに3階分をエスカレーターで。
隣のビルへと渡っていく。
38階で入場料700円を払って39階へ。その上が屋上、外に出られる。
通路が円形になっていてぐるっと回る。
大阪の町もまたでかいねえ。
高層ビルが立ち並び、淀川が大きく貫いていて、東側遠く向こうに見えるあれは京都か。
当たり前の話だけど、東京と風景が違う。居住まいの違いというか。
大阪の方がゆったりして見えるのは気のせいか。


39階に下りていく。
屋内のパノラマ展望台なんだけど、これがまたカップルにターゲットを絞ってて。潔いぐらいに。
窓に面した椅子はどれもこれも2人で親密な雰囲気で座るためのもの。
ホワイトデーを意識して白地に青のハートを描いたデコレーションが施されている。
もちろんこの日もまたカップルばかりだった。


展望台を下りてヨドバシへ。
こちらでの生活に必要なものとしてドライヤーと目覚まし時計を買う。
たいした額じゃないけど給料日まで待っていた。
捨てていくのを前提に、一番安くて小さいのを選ぶつもりが
「海外で使えるかなあ」なんて考えだしてみたりする。
結局どちらも980円のを買った。
この梅田のヨドバシは秋葉原と同じぐらい大きなもので、外国人観光客が多かった。
店内のあちこちに中国語、ハングル、英語。
時計のコーナーでは中国人?が大きな仮面ライダーの形をした目覚まし時計をお土産に買っていた。


阪急線に乗って、十三へ。
大阪に出張に来るたびに今度こそは「やまもと」でねぎ焼きを食べようと思うが、いつも果たせず。
やっと十三に来ることができた。
16時半で店内はまだそれほど混んでない。
生ビール3杯にハイデラックス(いか・牛肉・豚肉・すじ) のねぎ焼き1,750円と
デラックス(いか・牛肉・豚肉)のオムそば1,450円。
一人で豪勢に食べたけど、次いつ来れるか分からないし、
このPJが終わったら大阪のお客さんにまたつける可能性は低い。
歩き疲れた後のビールはうまく、オムそばをかきこむ。
ねぎ焼きはゆっくり味わって食べる。
大阪や東京でここ以外にもいくつかの店でねぎ焼きを食べたけど、ここ「やまもと」にはかなわない。


梅田に戻って、淀屋橋へ。京阪線に乗る。
駅で下りて100円ショップで爪切りと耳かきを買う。
この手のものを買うようになって、
大阪のウィークリーマンションの日々もかなり「生活」らしくなってきたかなと。
(しかし、100円ショップで買っただけあって安っぽくて使いにくく、不ぞろいで深爪・・・)