8/23-8/26

8/23(月)


休み明け。淡々と仕事する。
取れる可能性の低い新規案件の見積もり作業を行う。
明日のビアガーデンの人数変更の電話をかける。
東京は依然として猛暑。


昼は最近食べすぎだと、近くの蕎麦屋で田舎蕎麦。
夜は家に帰って来てご飯を炊いてキムチと食べる。
和風のあっさり系キムチを買ったんだけど、ほぼ白菜のみ。
このところイカやタコが入った具沢山のキムチばかり食べていたので物足りない。


田澤拓也『虚人 寺山修司伝』を読み終える。
寺山修司も著者も母校の先輩に当たる。
母の友人の方から借りた本なので送って返さないといけない。


土日携帯の電源が切れていたことに気付かず、充電する。
こんなときに限ってメールがいくつか届いていた。
今から飲まない? とか、今から旅行に出かけます、とか。


『キャバレー』を観る。
天才振付師ボブ・フォッシーが監督、ライザ・ミネリが主演。
サントラはミュージカル版も映画版も持ってて、
特にミュージカル版は学生時代から愛聴していたというのに
肝心の作品はなぜか観たことがなかった。今回ようやく。
第二次大戦前のベルリン。ナチスが台頭し始めている。
キャバレーで歌い踊る自由気ままなアメリカ人のサリーと、
イギリスから留学してきたブライアンの出会いと別れ。


キム・ギドク監督の『うつせみ』
こんな不思議な映画久々だ。
先日観た『サマリア』もそうだけど、前半・後半で話が変わる。
というか同じ登場人物・設定なのに途中明確な境界線があって、
そこで話の流れ・向き・目的が大きく変わる。
そういう作風なのだろうか?
主人公の青年は家々を回ってチラシをドアノブに貼り付けて放置する。
後日、チラシがつけたままになっている家は留守と判断し、忍び込んで、一晩暮らす。
物は盗まない。壊れたものがあったら修理する。
洗濯物が溜まっていたら、浴室の床で洗う。
そんなふうにして入り込んだ家にて、ある日、
愛していない夫に暴力を振るわれている女性と出会う。
2人は連れ立って留守の家を転々とする。彷徨。
ある視点から要約するとこうなるんだけど、別な視点から要約するとまた異なる。
原題は「3-iron」3番アイアン。つまり、暴力の話。
男と女は劇中、無言で押し通す。
引き離されても互いの存在というか、気配を感じる。


午前0時過ぎに眠る。

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8/24(火)


昼、立ち食いそばが食べたくなって裏の小諸そばかき揚蕎麦にわかめ追加。


編集学校の「離」の次に関わるプロジェクトが遂に今日始まった。
この若輩者にいったい何ができるのか。正直、何がどうなるのか恐い。


夜、ビアガーデン。日比谷ニュートーキョーの屋上。
ここもジンギスカン食べ放題なんですね。銀座松屋だけじゃなかった。
この日もまた東京は猛暑日で絶好のビアガーデン日和。
屋上は風が強くて時々大変なことになったけど、まあそれもまたよし。
店員に料理をオーダーして持ってきてもらうのではなく、
棚から好きなだけもってってくださいという形式だったため
「食い放題なのに待たされて食べれない」っていう
腹立たしい状況がなく、なかなかよかった。
ジンギスカン以外にもいくつか居酒屋系のつまみあり。
ピッチャーを頼んだら例の凸型の鍋の近くに置いとくとすぐぬるくなって。
そこがちょっと難点だった。でも仕方ないか。
2時間で4200円はリーズナブル。


21時過ぎに出て、さくっと解散。
帰り道腹が急に下って、酔ってた僕は大変なことに・・・
ここには書けない。

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8/25(水)


給料日後ということもあり、昼は恒例の「味噌や」で
味噌ラーメン+チャーシュー+バター+コーン+味玉。
真夏ゆえか客がいつもより少ない。


見積資料と別件の提案資料を手直しする。
午後、障害発生の連絡。
影響特大かと思いきや、切り分けていったらそうでもなかった。
PJ全体として悪運が強い。
僕は淡々と帳票の影響有無を見極めていった。
最初は絶望的な数だったのが、落ち着いて理論的に右に左に倒していったら
あっさりと山が小さくなっていった。


定時であがって横浜まで行ってHMVでCDを買うつもりが、予定が狂う。
でもまあ仕方なし。
20時前にようやく片付いて横浜へ。
東京駅から京浜東北線に乗る。
最初のうち混んでいたが、川崎辺りから空きだした。


横浜駅を出て、VIVREの地下へ。
8月は全店ポイントが5倍。
月末土曜の10倍が今後も行われるかどうかわからないので
確実な日に買うことにした。
渋谷店が閉店して東京近辺ではここ横浜VIVRE店が最も大きそうなんだけど、
広い店内の割には品揃えがたいしたことなし。
このところ気になっていた War と George Thorogood を探してみたら、
品切れどころかそもそも仕切りがなく、
ああ、ちょっと突っ込んだマニアックなものはそもそも置いてないんだと。
MogwaiM.I.A.銀杏BOYZなど、どこでも買えそうな新譜を買う。
だったらわざわざ横浜まで来る必要はないな。
というか、スカスカな店内を見るにもしかしたらこの横浜店も
そのうちなくなるのかもしれない。
売れ筋の新譜を売るだけなら店舗はそんなに大きくある必要はない。
だから豊洲や吉祥寺や立川の小型店舗ばかりが残されている。


帰ってきて、23時。
帰りの電車と地下鉄の中でテリー・ビッスンの短編集を読む。
「マックたち」は再読なんだけど、やはりすごい短編だな。


夜は何も食べず。午前0時に寝る。

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8/26(木)


午前中、PJマネジメント系の打ち合わせに出席。
先日作成した提案資料を説明。
システムが安定してきて、もしかしたらそろそろ契約が切られるかもと思っていたが、
また次の半期も契約が続きそう。ほっとする。


昼、まんてんでカツとウインナー一緒。
夜までずっと腹いっぱいで後々しまったと思う。


夜、会社を出て後輩2人を引き連れて日本橋たいめいけんへ。
依然として腹いっぱいだったためたいした距離じゃないしと歩いていく。
日本橋に到着して、僕が入社した当時のビルを見せようとしたら
全面工事用の幕で覆われていた。老朽化が進んで取り壊されるのかもしれない。


たいめいけんは少し待たされたけど、すぐ入れた。
伊丹十三の『タンポポ』をこの前見たということもあり。
もちろん、タンポポオムライス。ビールを大ジョッキで。
由来は・・・、ってところから映画の話になる。
帰るにはちょっと早いかなとその後ルノアールでアイスティーを飲んで話す。


帰ってきて、『死ぬまでにしたい10のこと』を見る。
アラスカが舞台。主人公はどこにでもいるような23歳の若い女性。
2人の娘がいて、パートタイプの仕事に追われ、
トレーラーハウスで失業中の夫と暮らしている。
それが突然、ガンがあちこちに転移して余命2ヶ月であることを知らされる。
彼女は自分のしたいことをリストにして、1つ1つ実行していく。
毎年の娘の誕生日に送るメッセージをカセットテープに吹き込み、
刑務所に服役中の父親に会いに行き、新しい恋人を見つけ、
娘たちの新しい母親を見つける・・・
派手なところはないけど、良心的な小品。
Blondie のデボラ・ハリーが出ていた。


午前0時に眠る。