ベルリン その15(2/6:クンスト・ヴェルケ現代美術館)








続けて、クンスト・ヴェルケ現代美術館。
近くにはシナゴーグがあった。


ガイドブックを参照すると美術館はかつて、マーガリン工場であったという。
本館と別館みたいに分かれていて、
別館「KW69」はとても小さな2部屋だけのスペースに今注目の若手?の作品を。
僕が訪れたときには「Cold Society by Judith Hopf」というのが開催されていた。
仮面をかぶった人たちを写真に撮るなど。
こちらは入場料なし、寄付で賄われている。
http://www.kw-berlin.de/


本館にて、1993年、28歳の若さで亡くなったイスラエルのアーティスト、
アブサロンの回顧展「ABSALON」
展覧会の動画がありました。興味のある人は見てみてください。
http://architecturephoto.net/jp/2010/12/post_2662.html


こちらは入場料6ユーロ。
ギャラリーは5つのフロアに分かれていて、1つ上がるごとに作品の抽象性が増していく。
最初のフロアは「家」「インテリア」「居住空間」がモチーフとなるのだろうか。
住まいというものをデフォルメした実物大の真っ白なオブジェがポツリポツリと配置されている。
中に入ることができて、引き戸を閉めたり梯子を上ることも可能。
小さな子供はベッドに横たわることもできた。
美術館に雇われてるのか、ずっと机に向かってる人がいたり、中で本を読んでいる人がいた。
これが上の階に行くといくつかのパーツを含んだ単なる箱になり、空間になり。
最後はただの円や四角形の組み合わせとなる。
1階から5階へ。5階から1階へ。
何かの単位が大きくなっているのか小さくなっているのか。
退化しているのか進化しているのか。
変化はある。それがどこに向かっているのかが分からない。
純化というのでもない。
それでいてどこか人懐っこい。
拒絶しているのではなく、迷子になって取り残されているような。
不思議な作品たちだった。
異星人が地球に来て家というものを見て見よう見真似で模型を造ったらこうなるのか。
これも面白かった。


外に出る。駅に引き返す途中で、画廊を見つけて中に入ってみる。
アルプスやノルウェー大自然を不思議な色彩感覚で撮影する Charles Compere と、
モノクロの静物画を撮影する Alfred Ehrhardt この2人の作品を取り扱っていた。


この頃、ようやく雨が上がる。


思い出したのでここに書いておく。
ベルリンの地下鉄(Uバーン)や市電(Sバーン)って改札がないんですね。
駅の入り口から階段を上ったり下りたりするといきなりホーム。
とはいえ、ただで乗れるわけではなくて券売機があって、乗る前に打刻する。
でもそれを必ず誰かに見せなきゃいけないわけでもなく。
検札があったときにチケットを持ってないと罰金となるらしいが、一度もそういう場面には出会わず。


そういえば、3日間のどこかで地下鉄の車両にストリート・ミュージシャンが乗ってきて、
アンデス系の曲をギターと首からかけたサンポーニャ(様々な長さの笛が並んでるやつ)で演奏して、
曲が終わると乗客たちからチップを集めた。
駅のホームでスチールパンを演奏している若者を見かけたこともあった。