荻窪音楽祭

荻窪駅前のロータリーが再開発できれいに生まれ変わった。
名物だった焼き鳥の鳥元がなくなったのは残念だけど、
ゆったりとして緑も増えて、なかなか居心地のよい空間となった。
その鳥元の跡地が小さな広場になっていて、
昨日その前を通り掛かったらテントが張られて
パイプ椅子だけの即席の客席でアンデスの音楽が演奏されていた。
女性だけ4人のアンサンブル。
広場には「荻窪音楽祭」とあって、あ、もうその季節かと。
毎年2回、春と秋に開催されている。
音楽と銘打ってるがロックやジャズではなく、荻窪はあくまでクラシック。
なんだかとても荻窪らしい。
http://www.ongakusai.com/23th/23Guide_v6.pdf


今日の昼に通り掛かったら和太鼓がたくさん並べられていた。
先ほど散歩で大田黒公園に行ってみたら、記念館の前に大勢の人が集まっていた。
どうやらここも会場の1つとなっているようだ。
ピアノが置いてあったことを思い出す。
元々ここに住んでいた大田黒元雄氏は音楽評論家だった。
記念館の中に入れず溢れた人たちが、外で聞こうとしている。
僕も混じって聞こうかと最初は思ったんだけど
いつ始まるか分からなかったのでその場を後にした。
後で調べてみるとピアノとフルート、ピアノとヴィオラといったデュオで
モーツァルトシューベルトが演奏されたようだ。


いつだったか荻窪駅西口、西友2階の入り口前の小さな広場で
中学生たちが演奏していたのを見たことがある。
街の中で演奏するということがひとつのポイントのようだ。
開催スケジュールを見ると
ピアノ教室やギャラリー、喫茶店、教会などでの自主企画も多い。


パンフレットを手に駅前を歩いている人をチラホラと見かけた。
2000年に始まって今回で23回目、熱心なファンもいるのだろう。
続くというのはいいことだ。
小学生や中学生のときに鼓笛隊や合唱部に所属していて、
音楽祭に参加したことがあるという子供が大きくなって懐かしくなって
ふらっと見に行く。そういうことだってあるだろう。


せっかくの機会だから今度は事前に日程を調べて
杉並公会堂新星堂のホールにちゃんと聞きに行こう。
今回は部屋のすぐ近くの小学校も会場になっていて
ラフマニノフが演奏されていたようだ。