今日はジョン・レノンの命日

今日はジョン・レノンの命日ということで
朝、ラジオ(InterFM)でビートルズジョン・レノンの曲を聞いた。
今、radiko.jp で選曲リストを見てみたら
「Beautiful Boy」や「Power to the People」
「Lucy in the Sky with Diamonds」などのナンバーが。


1980年。僕は5歳だった。あの日と、それからの数日。
テレビでは街角や何らかの集会で嘆き悲しんでいる人たちの姿が何度も映し出され、
そのバックでいくつかの曲が繰り返し繰り返し流れていた。
インターネットの普及した現代とは違って、当時はまだカラーテレビの時代。
海外からのニュース映像も今のような多様性をもっていなかった。
来る日も来る日も同じ映像ばかり。その分、刷り込まれやすかった。
幼心にもとても大切な人が亡くなったのだな、と感じた。
誰が死んだのか、どのように殺されたのかを知ったのはもっとずっと後になる。
政治家以外で、銃で撃ち殺された有名人はその後いないのではないか。
そんなふうに感じるぐらい、強烈な印象を残す出来事だった。


ソロになってからのジョン・レノンは全くと言っていいほど聞かない。
CDを1枚も持っていない。正直「イマジン」も特に好きな曲ではない。
同じようにポール・マッカートニーも聞かない。
大事な片割れを失ってポッカリと穴の開いた音楽に聞こえて、ちっとも楽しくない。
むしろ辛い気持ちになる。


それでも、今日の夜はビートルズを聴こうと思う。
「A Day in the Life」「Across The Universe」「Come Together」
「Strawberry Fields Forever」「All You Need Is Love」…
いや、それだとこれまでの自分と変わらないか。
むしろ今聞くべきはロックンロールを歌うのが何よりも楽しかった若々しい頃か。
2人並んで立って、声涸らしていた頃。
「Twist and Shout」「It Won't Be Long」「Rock'n'Roll Music」…


あれから31年になる。今、生きていたら71歳か。
今思うと1970年代までを生きて1980年代の初めに亡くなったということが
何らかの象徴のような。


追記:
学生時代、ビートルズのキャラクターグッズの店でバイトしていたことがあって、
ジョン・レノン・トリビュートのビデオが流れていた。
シンディ・ローパーが「Working Hero」を、U2のボノが「Help!」を歌っていた。
あれはかっこよかったな。
あのビデオはまだ発売されてるんだろうか?