先週買ったCD #76:2022/03/21-2022/03/27

2022/03/22: www.hmv.co.jp
Goo Goo Dolls 「A Boy Named Goo」 \297
Patricia Kaas 「scene de vie」 \99
Mylene Farmer 「L'Autre...」 \396
 
2022/03/22: diskunion.net
The Kinksthe Kinks at the BBC」 \1700
<font color = 006600>Copass Grainders 「Document Fucking Archives」 \800
 
2022/03/23: www.hmv.co.jp
Sting 「The Best of Sting Fields of Gold」 \330
 
2022/03/23: www.amazon.co.jp
(V.A.) 「Saturday Night Live Volume 1」 \380
Toad The Wet Sprocket 「Arlington」 \600
 
2022/03/24: メルカリ
John Lennon 「Acoustic」 (\980)
※メルカリのポイントで
 
---
John Lennon 「Acoustic」
 
PayPay の残高が800円ほど残っていて、なんか中古CDを買うかと思う。
吉祥寺のブックオフへ。
その数日前に神保町でジェフ・ベックを何枚か安く買った後だったので
自然とJの方に足が引き寄せられる。
クラシックロックのコーナーがあって、ジョン・レノンに目が留まった。
「Acoustic」なるアルバムがあった。知らなかった。
ジョン・レノンアコースティックギター一本で弾き語りをした音源を集めている。
16曲のうち7曲が未発表と注釈がしてあった。
”Dear Yoko” ”Real Love” ”Watching Teh Wheels” 
”Woman Is The Nigger of The World” ”Cold Turkey” 
などソロ前半の主な曲を網羅している。
”Imagine” などいくつかの曲はライヴ音源で収録されている。
 
お、これはいいなと思うも2004年の発表。
amazon のレビューなどで声高に CCCD への嫌悪感を表す人もいたけど、
僕はさほどでもない。
音質の違いが分かるほど耳がいいわけでもないし、
CDプレーヤーが故障するということもなかった。
とはいえ、気分がいいものではない。
この日はやめておいた。
結局昔のジェフ・ベックで持っていなかったのを買った。
 
しかし気になる、聞きたいと思って探す。
英米では CCCD ではなく通常フォーマットで発売されていた。
ヤフオク、DiskUnion、amazon と色々見ていたら、
メルカリで安く見つかった。980円。
メルカリからもポイント1,000円が失効しますというのが
何度も何度もメールが来ていた。
何年も前にユーザー登録して、ほっといて、
その間ずっと定期的に届いていたように思う。
遂に使うときが来た。
 
意外とこれが初めてのメルカリ利用。
出品者の方からメッセージが届く。ヤフオクよりも柔らかい。
このやりとりが魅力なんだなと物の本では知っていたが、
実際に体験してみてなるほどなあと思う。
メルカリの成功についてはいろいろ言われているけど、
この場づくりが何よりも重要ではないか。
 
前置きが長くなったが、ジョン・レノン
歌詞カードにはギターのコードも記されていた。
コード表も載っていた。
聞くだけじゃなくて君もギターを覚えて歌いなよ、
というジョン・レノンのメッセージか。
ブックレットにはオノ・ヨーコとの写真、まだ幼いショーン・レノンとの写真。
”The Luck of the Irish” というライヴ音源ではオノ・ヨーコも歌っていた。
 
ジョン・レノンのソロアルバムは得意じゃない。
かといってポール・マッカートニーのソロも
ジョージ・ハリソンのソロもなかなか聞かない。
全員揃ってのビートルズであって、一人になると何か大きなものが欠けている。
もちろんそれぞれが高い実力を持ったミュージシャンではあるけど、
何枚かのソロアルバムは名盤と呼ぶにふさわしい輝きを持つけど、
それでも巨大な空白の方を先に感じてしまう。
ジョン・レノンだと1作目の「Plastic Ono Band」(ジョンの魂)がベスト。
しかしこの偉大な作品も傷つき疲れ切った魂の気高さが伝わってきて、辛い。
気軽に聞くことができない。
 
しかしこのアルバムで聞く
”Working Class Hero” も ”Love” も ”God” ”Well Well Well” ”Look At Me” も
”My Mummie's Dead” も、
デモ音源なのだろうか、張り詰めたものがない。
一人のミュージシャンとしての等身大の姿がそこにある。
こういうジョン・レノンもいたんだな。
 
身もふたもない言い方をするとフォークのジョン・レノン
いや、違うか。
 
そういえば、先日、ビートルズが存在していないことになっていた世界を描いた
ダニー・ボイル監督の『イエスタデイ』を見ていたら……
……ネタばれになるからやめておこう。