電子レンジというもの

※以下、残酷なことばかり書くので、苦手な人は読まないでください。


昨日布団乾燥機について書いたあと、電子レンジのことを考えた。
なぜ電子レンジなのかというと特に理由は無い。


アメリカの小説を読んでいて、何度か
電子レンジに頭を突っ込んで自殺するというシーンに出くわしたことがある。
マイクロ波が水分を加熱するとき、
脳内の欠陥を流れる血液を沸騰させるということなのだろうか?
殺人光線とかそれ系の電波ではないだろう。さすがに。
(眼球が破裂する描写を読んだように思うのは気のせいか。
 こういう話が苦手な方、すみません。ってもう遅いですね)


オーブンレンジをあくまでオーブンとして使うのではなく、電子レンジとして使う。
怖いよな。直接的には皮膚に何の熱も感じないのに、体内の水分が沸点に達する?
最初にそれを思いついた人、実行した人の想像力にぞっとする。
小説の中だけの出来事ではなくて、恐らく…


よく分からないのは、頭を突っ込んでいるということはドアが閉じないわけで
そういう状態でもマイクロ波は作用するのか?
少なくとも日本で今販売されている電子レンジは
ドアが開いた状態では動かないようになっているだろうし、
大人の頭がすっぽり入るほど大きくは無いだろう。
(そう考えると、何も知らずに小さい子供が頭を突っ込むのは
 実害は無いとしてもとても危険なように感じられる)


最初に製品化されたのは日本ではなくてアメリカなのだろうか。
当時ドアが閉まってなくても作動して、かつ、サイズが途方もなく大きかったのでは。
どうなんだろう? そもそもの話が都市伝説なのかもしれない。


Wikipediaを見ていたら「飼い猫を電子レンジで乾燥」というのは都市伝説らしい。
しかし小さな子供を押し込んで…、というのはアメリカで実際に起きたようだ。
読んでて怖くなった。


近未来の処刑場。毒ガスのシャワーではなく、
巨大な電子レンジの中に虐げられた人びとが次々に押し込まれていく光景を
僕は今、思い描いた。


ちなみに、Wikipediaを読んでいたら、日本語で「チンする」と略すところが
英語では「nuclear」の短縮形「nuke」を用いた「Nuke it」が使用されるとのこと。
…なんだか怖いことばかりだ。