第30回感門之盟


昨日はイシス編集学校の卒業式系イベント感門之盟に終日参加。
朝まで飲んでて始発で帰って来て昼過ぎまでずっと寝ていた。


前日から引き続き、東京はシトシトと雨が降っていた。
10時、赤坂見附の中華料理屋に教室の方たちと集まって早めの昼食を食べる。
iOS5.1とSiriの話をする。
プレゼントとしてタワレコで買ったCDを皆に渡す。この5ヶ月に因んだものを。


会場の草月ホールへ。早めに着いて
「落冊市」(松岡校長の蔵書のオークション)に出品されていた本を眺める。
図像学辞典』やその系統の何冊かと
空海の歩いた道』というヴィジュアル・ブックなどが欲しくなる。


(結果どれも落札できず。どんどん値が吊り上って行く。
 僕が入札したどれかは1万円近くにまで達していた。
 落札できたのは『グラス片手にデータベース設計 会計システム編』のみ。
 100円。何でこんな本を校長が持っていたのか不明)


開場して、前から2列目の席を教室の分確保する。
1列目は関係者席。教室の女の子たちの前に校長が座る…


26守、風韻講座第九座、業、25破、物語講座第四綴、16花、といった流れだったか。
30回記念の映像がところどころ挟まる。


25破で登壇。例によってアロハシャツに裸足。
結局この格好で一日中過ごしていた。
とても目立った。それ以前にさすがに寒かった。
校長からは「最初はどうなることかと思ったが、
師範代を通じてここまで変わるやつもいるとは」とお褒めの言葉を頂く。
それもあってか頂いた先達文庫は岩波文庫オウィディウス『変身物語』の上下。
手書きのメッセージのほとんどが解読不能なんだけど、
「岡村師範代、好きになりそうだぜ」という微妙な一文が…


泣いちゃうかなーと思っていたら号泣はしなかったものの、
薄っすらと涙ぐんでしまった。
教室の方からは大きな花束が贈られ、
リンゴやペンギンの万年筆、ドラえもんのパスケースのついたレイを壇上でかけてもらう。


(その後、サザンカレー(湘南平塚・茅ヶ崎コラボレーション 骨付きチキン手羽先2本入り)
 と、サザンビーチの砂。讃岐うどんと青森ひばのシャンプー。
 「たね也」のドラ焼き、茅ヶ崎:熊澤酒造の純米大吟醸「雨過天晴」など頂く。
 形のあるもの、ないもの。今回の感門之盟では皆さんからたくさんのものをもらった)


最後、校長の講義。
アンドレ・ルロワ=グーランの『身ぶりと言葉』を引き合いに出しつつ、
欠乏のエンジンが過剰のエンジンへ、
制御のエンジンがリスクの制御のエンジンへと成り果てたこの社会に生きる我々。
そこで大切なのはこの3つ。
1)はなれ、ばなれをつなげる
2)かわる、がわるが起こる
3)にっち、さっちが出会う(これは「ニッチを察知」でもある)
そのために編集学校に託したいことして、
「Generation」と「Penetration」
そして新しい「個」「Specific」ではなく「Particular」
などなど。


会場を移動してアフ感。その前に、先に帰ってしまう方がいるので
近くのコンビ二で缶ビールを買って乾杯。そして駅まで見送りに行く。


アフ感(打ち上げ的飲み会)。イベントスペースで立食形式。
教室の方たちと飲んでいると
重鎮の方たちが立ち寄って祝福の言葉をかけてくれる。
後半、グラス片手にフラフラと歩いていたらあちこちから、
特に26守の学衆さんたちから、「アロハだ!」「靴はいてる!」
(裸足じゃなかったんですね)と声がかかる。
1期若い26守の教室の方たちと話して過ごす。


坐和民に移動して3次会のアフアフ感。
まあいつでもまた会えるからと教室の方たちとは話さず、周りの人たちとばかり。
たまたま向かいに座っていた26守の青年や、25破の周りの教室の人たち、
これまでにどこかで出会った人たち。物語講座にも顔を出したかな。
午前2時か3時を過ぎてそこから記憶無し…


感門之盟の余韻は今日まで。明日からはまた新しい季節が始まる。
僕は来期、27守の師範へ。
ガラッとロールが変わるけど、楽しんでこようと思う。


16花の放伝にて27守の新しい師範代が壇上に並ぶ。
このうちの誰が僕のところに来るのだろう、そんなことを考えながら眺める。
ワクワクした気持ちになってくる。


そういえば今回、教室名を校長が決めて発表する場面を編集したビデオが流れた。
そして校長直筆の教室名が書かれた台紙を受け取る。
あれはとてもいい試みだと思った。
教室を引き受けるということの重みが伝わりますね。