Tyme.xTujiko & KUFUKI Release Party

昨晩は渋谷O-NESTにて、「Tyme.xTujiko & KUFUKI Release Party」
ツジコノリコが出るというので「オッ見たい」と思っていたところ、
友人のdela君がDJだというので、それならば是非と。
会社帰りに渋谷へと向かう。
タワレコレコファンでCDを物色してO-NESTへ。
Arto Lindsayがプロデュースした、Caetano Velosoの中古を買った)

一人目は AOKI takamasa で、ツジコノリコとも1枚出している。
(「28」というタイトル)
ラップトップ。相変わらずの硬質な音。
確かソナーで見たことあったなと思って日記を遡ったら2004年だった。
その日のベストアクトと書いていた。

大きな音でダンスミュージックを聴く。
エレクトロニカ
リズム、ノイズ、ライヴハウスの簡素な照明。

続けて「くふき」が登場。
KORG」とラップトップとパーカッションその他鳴り物、という3人組。
プラス、昭和なノリのVJ。
アジアン・テイストでトライバルな唄系エレクトロニカ
和のサイケデリック・トランス・パーティー
メンバー3人が編笠をかぶっているところに本気を感じた。
なぜか DEVO を思い出した。
21世紀の今、極東に狂い咲くマーティン・デニー(ということは初期YMO)。
これはいいものを観た。

終了後に物販でアルバムを2枚買った。
http://www.naturebliss.jp/WNDU/wndu006
今日の昼、さっそく聞いた。これは CAN 直系じゃないか。
「大迫力」という曲がその名の通りすごい。

そして、「Tyme.xTujiko」フロアは超満員。
ツジコノリコは三つ編みで登場。
中年まっしぐらと言いつつ、その日109で買ったという
夏のヒマワリ畑が似合いそうな少女っぽいチェックのワンピースを着ていた。
エレクトロニカの歌姫」なんて呼ばれるけど、確かに存在感がすごかった。
それでいて大阪・京都な喋りでファニーな天然系。

今回のステージはラップトップとドラムの3人。
ここまで生ドラムのダイナミズムに合う音だとは。
今回の相方、tyme. の懐の深さだろうか。
しなやかさが違う。リズムが生になった方が機械的な音が広がるんですね。
共作の「GYU」から。素晴らしい音世界でした。
ポップな実験性をどこまでも突き詰めて、
踊れるけどどこにもないリズム、聞き覚えあるけどどこにもない風景へ。
Tujiko Noriko + Tyme. - Slow motion」
 http://www.youtube.com/watch?v=gSMLhNXxrj0

dela君の選曲もよかった。
これはなかなかいいイベントだったな。
帰り道、ツジコノリコの「From Tokyo To Niagara」を聴く。
いつ出会っても素晴らしいタイトルだ。