神田村

神保町は古本の町だけど、取次の町でもある。
表通り:靖国通りが古本屋街だとしたら
裏通り:すずらん通りには小さな取次の店がたくさん並んでいる。


硬い専門書を扱う店もあるけど
あられもないアダルトコミックばかりが店頭に並ぶ店がいくつかあって
やっぱそういうところが歩いてて目立つ。
(そして「一般客には販売いたしません」と貼紙)
うーむ、アダルトコミックの世に流通する量がこれほどまでに多いのか?
というよりは業界を2分する大手、
日販と東販が一般書を押さえているのだろう。たぶん。


これらの取次の店にてアダルトコミックなんて読みそうにない
年季の入ったおばちゃんがジャンパーを着て
山積みの在庫をせっせと運んでいる姿はどこか非日常的である。


それはさておき。
調べてみたらこれら取次の店の集まる一角は「神田村」と呼ばれるとのこと。
詳しくはWikipedia参照。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%94%B0%E6%9D%91


「神田村.com」というサイトもあった。
http://www.kandamura.com/


しかし、見てみても儲かってる雰囲気なさそうだよね。
細々と辛うじて成り立っているというか。
日々、店の前を歩いていてなんとかできないもんかなあと陰ながら思う。
日販と東販という大河の脇の、小さな水溜まりのようで。
それでも命は生まれているのだし、小さな生態系が成り立っている。

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神保町は東京堂書店の本店が新しく生まれ変わって、
店内にお洒落なカフェができた。
昨日行ったらまだどこか木の匂いがした。本になる前の素材の匂い。
向かいの「ふくろう店」が替わりに今、工事中。
女性のための本屋「Chez moi(シェ・モワ)」となるようだ。
http://www.tokyodoshoten.co.jp/floor/owl/