「EP-4 5・21」


昨晩は代官山UNITに「EP-4 5・21」を見に行った。
1時間早く早退して、18時の開場に間に合うようにする。
未発表曲の入ったCDが入場者全員にプレゼントされる。
整理番号が450番までだったからそれぐらい入ったのかな。満員だった。
天井には何色ものカラフルな「EP-4 5・21」のルンタ(チベットの小旗)が
運動会の国旗のように連なっている。


近くで見た方から聞いたところでは最初のDJはMOODMANで、次は菊地成孔とのこと。
開演が予定では19時だったので30分ずつかなと思いきや、1時間ずつだった。
結局1時間押し。でも、いいDJセットでしたね。
最初は30分近くスペインの哀歌?
爪弾くギターをバックに抑えた声の女性が呟くように歌う。
菊地成孔が先だと思い込んでて、この1曲だけか、やるなあと勘違いしてた)
その後、攻撃的な民族音楽。攻撃的なフリージャズ。攻撃的なダブ。
オルタナティブ。どこで2人が入れ替わったのかよく分からない。
でも、途中からノイズ含有量が多くなった。
うーむ、DJとしての菊地成孔ってそういう人なのか。
それとも今日の主旨に合わせてか。


次に登場したのは伊東篤宏というアーティスト? ミュージシャン?
大きな蛍光灯をON/OFFしてノイジーな音を出す。
どういう仕組なのだろう? 蛍光灯の放つ密かなノイズを何百倍にもしているのか。
右手でON/OFFで左手で音階? 僕の立っていた場所からはよく見えなかった。
しかし、かっこいい。リズムトラックにダイナミックなノイズを重ねていく。
これはもっと見てみたい。


そして、EP-4登場。会場の期待度が最大限に高まる。
千住宗臣中村達也のツイン・ドラムがのっけからすごい。
トライバルなリズムの競演というか。これが伝説の和製アングラ・ファンクか。
…しかし、中村達也は前半この1曲のみ。
以後、後半まで全般的に演奏はダレていたかなー。
4人のオリジナルメンバーは
今回のサポートメンバーに相当助けられているように正直思った。
ジム・オルークもギター弾きまくり。


後半はゲストプレーヤーが続々と登場。
創立メンバーの鈴木創士がステージ中央のキーボードに座り、
タバタミツルと恒松正敏は1曲ずつ。どちらのギターもよかったねえ…
ここから調子が上ってきて、演奏が噛み合ってきた。
ようやく熱のこもったファンクらしくなる。ハレハレで気持ちいい。


アンコールには菊地成孔もサックスで参加。
分裂という80年代のバンドの「安全な核廃棄物と同居しよう」という曲らしい。


終わったら人の波に飲まれて早々に会場の外に出る。
地下で写真展があったようなんだけどそれどころじゃない。
他に何人か学校関係者の人が来ているはずが、分からず。
一人の方と出会って恵比寿で少し飲んで帰ってきた。


会場前に外で待っていたら松岡校長が出て来てリハーサルを見ていたという。
岡村見にきたのか、EP-4好きなんですよ、それはいいことだ。
そんな会話を少しだけ交わした。