離 - 036:Medeski, Martin & Wood

9時起き。再回答の作業。
試しに年表作りを始めてみたら面白くてやめられなくなる。
昼、久しぶりに豚小間とカット野菜を炒めて、とんこつラーメンに。
15時過ぎに回答を提出して外出。渋谷へ。
Medeski, Martin & Wood の来日公演を O-Nest で見る。
17時からチケット引き換え。多少早く着いたのでレコファンで暇をつぶす。
チケットを受け取る。オープンは18時。
時間が余って青山ブックセンターまで歩いていく。
手ぶら、iPhoneと財布と鍵だけで外出。本は買わない。


戻ってきた頃には入場待ちの列ができていて、並ぶ。
割と早めに並んだので中に入ったら最前列の位置を取ることができた。
柵にもたれて待つ。
19時、前座の Wildbirds & Peacedrums が始まる。ドラムの男性と、
ヴォーカルとパーカッション(スティールパンなど)の女性のデュオ。
男性は鬼神の如く叩き、女性がそこに声で重なる。
不思議な取り合わせ。なかなかよかった。脇のステージでコンパクトに演奏。


19時45分ぐらいにオープニングの映像とともに Medeski, Martin & Wood が登場。
いきなり幽玄なインプロヴィゼーション
ビリー・マーティンは無数のパーカッションというか小物を鳴らし、
クリス・ウッドは小型のコントラバス(?)の弦の根元に
ドラムのスティックを刺して音をコントロールしていた。
そしてジョン・メデスキが何台ものキーボードを駆使してリズムとノイズを奏でる。
ジョン・メデスキももう年なのか、風貌は完全におっさん。
頭は薄くなってるし。腹も出かかってるし。
今から10年以上前、BlueNoteと契約したいかしたジャムバンドっていう
おしゃれさは完全になくなっていた。
今はなんつうか質実剛健。外見にはこだわらず。
演奏というかアンサンブルはやはり、神業のような巧さ。


一番印象的だった演奏は
ジョン・メデスキがディストーションをかけて
ギターのような音にしたメロディカを吹いてリフを奏で、
クリス・ウッドが小指にスライドバーをはめて
これまたギターのような音を出してベースのソロ、
そしてビリー・マーティンがファンキーなリズムを叩くと。
もうジャズでもロックでもファンクでもない。


二部構成になっていて、間が結構開いた。
アンコールかと思いきやかなり長く演奏して、その後2回アンコールがあった。
1回目のアンコールの最後でメロディカコントラバスのケーブルを抜いて、
ビリー・マーティンはカウベルにコイルをくっつけたようなのをこすった。
ステージ前方に出てきて、3人によるアコースティックセット。
演奏しながら退場した。これが一番の名場面だったかもしれない。
この3人がそうだったことはないだろうけど、
街角で演奏する無名のミュージシャンに戻るという。原点に立ち返る。
2回目のアンコールは最後に1曲、ビートルズの「Come Together」を披露。


ドリンクチケットを使ってなくて、帰りにハイネケンを飲みながら
余韻に浸りつつ渋谷の街を歩く。
今年最初に見たライブがこれで、また当面予定なし。もしかしたら最後かも・・・


帰ってきて酒のつまみをコンビニで買って、缶ビールを1本買って飲んで寝る。