ささやかな幸せを感じるとき

七夕も近づいて、
「ささやかな幸せを感じるとき」を短冊に乗せて飾りませんか、
というお題が出た。


さっそく考えてみる。「ささやかな」というのがポイントか。
実現に手間隙かかる願望ではない。


・自転車に乗って遠出
・大盛りが無料サービス
・温泉宿でミステリ短編集
・ビールのグラスが冷えている
・屋根を打つ雨音を聞きながら、うたた寝
・大阪帰りの新幹線の中で551の焼売を食べる
・東京駅地下のGRANDSTAで駅弁を物色
・分厚い書類をシュレッダーにかける
・金曜の夕方、定時でオフィスを出る
・新しい店を開拓しようと昼に遠征
HMVのサイトでポイント15倍セール
・「住友」にてかき揚定食の上、エビスビール
・風呂の中で寝てた
ジャケ買いが当った
・数年探していたCDが中古屋で見つかった
・仲間たちとバーベキュー
・かっこいいアロハを見つける
・風の涼しい夕暮れに散歩
・初めての町を歩く
・教え子の成長を実感
・展望台に上って世界の広がりを眺める
・大画面でアクション映画
・朝起きて予定がない
・平日に休暇を取る
・本をプレゼントする
・床屋で寝そべって顔を剃る
・冷蔵庫の氷を頬張る
・仕事をサボって近所を散歩
・仕事が終わって神保町から東京駅までぼんやりと歩く
・手応えある文章が書けた


ちょうど30個。10分でこんなに挙がった。
まだまだ挙げられると思う。


なんだ、僕は幸せな人生を送っているのだな。