下赤塚を散歩

一昨日、23日は3連休の3日目。
妻共々予定はないが、昨今の感染状況を鑑みて都心も含めて遠出は避けたい。
家の近くを散歩して過ごすことにする。
 
13時半、家を出る。公園の中を突っ切る。
広場ではフリマ。大勢の人が集まっている。
子供の遊び場も走り回り歓声を上げる子供たちに、見守る大人たち。
大丈夫なんだろうか……
 
BBQガーデンはやってるのだろうか、
距離を保てるようにルールを決めて営業してるんじゃないか、
と妻と話しながら行ってみたら、目の細かい網で全体が囲われていて。
あ、やってないのか。
いや、よく見ると11月いっぱい工事中で休業中となっていた。
BBQを行う各小スペースの間隔を開けて、床をコンクリートとし、
テーブルとイスは撤去して各自持ち込んでくださいとなっていた。
駐車場から遠い場所なのにテーブルやイスも運ぶのかあ、大変だなあ、
と最初思ったが、多くの人はゴードンといった業者から
BBQ機材一式を設置してもらうレンタルを利用することになるので
あんまり変わらないのか。
 
公園を出て団地群の中を歩く。
光が丘エリアから下赤塚エリアへ。
途中、庭先に猫が4匹ほど集まっている家があった。
チロチロチロとブチの猫が走ってきて生垣の隙間から潜り込む。
地域猫か。周りに住む人たち、特に猫嫌いの人たちと
うまくやってるといいけどなあと思う。
元気いっぱいの猫がシャシャッと木に登り、別の猫が皿から餌を食べていた。
 
先週末、練馬春日町方面に散歩して、
焼き鳥屋で待っている間にスーパーの2階の書店で暇をつぶした時に
立ち読みした枻出版社の板橋ムックで見かけた中華料理屋「芝蘭」に入る。
14時近いのに満席。少し待った。
妻は五目焼きそばを、僕は名物という麻婆豆腐の定食を。
牡蠣の四川風もハーフサイズで頼んで生ビール。
厨房の中も外も大忙し。でもここはうまかったな。また来たい。
夜は要予約で火鍋もあるとのこと。
 
東武線の下赤塚駅北口の小さな商店街を歩く。
以前散歩したときはここの焼き鳥で買って帰ったな。
肉屋の店先でも焼き鳥を売っている。
今歩くと町中華の店もちらほらと。
若い人が新しくつくったピザの店もあって案外何でもある。
ごく小規模なスーパーというか八百屋で味玉のパックを買った。
ここは山形の野菜を多く扱っていた。
 
駅前で一番気になったのは大きな店構えの衣類のディスカウントストア。
特価品ばかり。1500円のTシャツが100円に値下げとか。
1900円のセーターが300円とか。外のワゴンに山積み。
中に入ってもなんかのバッタもんみたいなデザインの服も含め、とにかく安い。
2階もあって広い。その中にぎっしり所狭しと商品が。2階は寝具や子供服。
倒産した卸から買い付けるとか、そういうのだろうか。
中国製なのか。あるいはその他のアジアの国の。
Tシャツ1枚100円だったら工場で働く人たちは賃金としていったいいくらもらえるのか。
古びた店内は照明をつけていてもどこか薄暗く、昭和の時代からあるのだろう。
日本人だけではなく、海外から移り住んできた人たちも客として多かった。
 
こじんまりとした分、古くからの店もやっていけているようで。
和菓子の店でどら焼きを買った。ラムレーズンと小倉クリーム。
その近くに町の文房具屋。明るい店内がきれいに整理整頓されている。
妻が欲しがったので猫のイラストが描かれたノートを買った。
あと、入り口のところにあったサクラクレパスの学習帳。
国語や漢字、計算、理科など。
どれも動物のイラストが描かれていてほほえましい。
甥っ子・姪っ子のクリスマスプレゼントに添えるかと何冊か買った。
 
川越街道に出てそのまま成増方面へと歩いて行く。
小さなスポーツ用品の店があって、
その周辺にはよく見るとビリヤード場や卓球場が。
板橋は案外スポーツの町なのだろうか。
猫、ムーミン、クリスマスとおしゃれな輸入雑貨の店もあった。
酒屋の隣につながってお茶の店がある。
いつ見てもお茶の店の椅子に座って
缶ビール、缶チューハイを飲みながら世間話をしているおっさんたちがいる。
これもある種の角打ちか。
 
成増駅TSUTAYA を少し覗いてみる。
dancyu の創刊30周年記念、おいしい店100軒というのを買ってみた。
荻窪のトマト、銀座のナイルレストラン、小川町のレストラン七條など。
 
スキップ村商店街の安い飲み屋街に入って、休憩がてら銀だこ。
たこ焼き四個と枝豆でハイボールを飲む。他に客はいなくて貸切。
店を出る頃には16時半になっていて、夕暮れ。
けっこう歩いたなとバスに乗って帰ってきた。
昼を食べるだけのはずが半日しっかり散歩してしまった。
冬を前にした暖かい一日だったのもよかったのだろう。