温泉の魅力というもの

温泉の魅力ってなんなのだろうか?
年々、有無を言わさぬものになってきている。
日常生活を断ち切って温泉宿で本を読んでるのがいいか。
ビールや日本酒を飲みながら。
最初はそんなふうに思っていたけど、それだけじゃない。
今回の帰省で浅虫温泉に泊まったときも
1時間に1回のペースで入りに行っていた。


なんなんでしょうね。
肌がツルツルになるとかいった薬効成分ではなく、
身体が温まるということでもなく、
僕の場合ただ単に湯船の中で足を伸ばせるという解放感なのだと思う。
狭い部屋に住んでいるからなおさら。


いや、もっとそれだけじゃない、何か。
自分でも気付いていない何かがそこにある。


なんかもうあと数年したら趣味:日本全国の温泉巡りとなってそう。
正直ここだけの話、年に1度の1週間の休暇は
海外旅行よりも鄙びた温泉宿に惹かれる。
湯布院に行ったらはまりそうな。


いや、アイスランドのように
あちこちに温泉の沸いている(?)ところに行けばいいのか。
ギリシャやトルコも行きたいけど温泉ないしなあ、みたいな
トンチンカンなことをぼんやりと考える毎日。


それはそうと、夜逃げしてそれまでの人生を捨てて
名前を変えて山奥の温泉宿でひっそりと働く願望もまた
年々強くなってきている。
年老いた方が温泉宿でそっと働いているのを見かけると
この人にはどんな人生が…、などと勝手ながら想像したくなる。