Ke$ha 来日公演

12日の火曜の夜、Ke$ha の来日公演を見に行った。
場所はお台場の観覧車の下の Zepp Tokyo で、初めて入った。
若い女の子たち2人組というのがやけに多かった。とにかく若い。
アルバム『Animal』ってことで狐メイクだったり。
『Warrior』のジャケットのように花冠をかぶっていたり。
腕に「Ke$ha」とスプレイ・タトゥー?を入れていたつわものもいた。
何よりもすごかったのはミニスカサンタで煙草を吸っていたはすっぱな女性3人組。
男一匹会社帰りってのは見渡しても僕ぐらいだった。他皆カップル。
若者たちは自分たちをスマホで撮って、LINEを立ち上げてる。


神保町からお台場まで乗り継いでいくとけっこうかかって、開演20分前。
それでも前半分のエリアに入ることができた。
19時過ぎにサクッと始まる。
Ke$ha が登場すると大歓声。若い子たちが拳を振り上げ飛び跳ねる。
撮影禁止だというのに皆どんどんスマホで写真を撮る。
昨年のさいたまスーパー・アリーナでのLADY GAGA のときには
誰も撮ってなかったよなあ。この差はどこから来るんだろ。
アリーナの後ろ側のエリアしか取れなかったからかな。


女性のキーボード2人(そのうち1人はギターも弾く)
男性のギター、ドラムという編成。ベースはいない。
男性ダンサーが2人。スキンヘッドと金髪の長髪。
打ち込みもあったんだろうけど、
コンパクトな編成できちんとダンサブルな音を出していた。
というか Ke$ha はポップなロックですね。
本人がどれだけ踊ろうが、ダンス・ミュージックではない。


「Warrior」「Crazy Kids」「We R Who We R」と始まって
1stから「Take It Off」「Your Love Is My Drug 」「Animal」「Backstabber」
2ndから「C'Mon」「Supernatural」「Dirty Love」
と言った辺りをやって、本編最後は「Tik Tok」
アンコールは「Die Young」1曲のみ。
アゲアゲの曲だけをやってアンコール入れても1時間ちょっとで駆け抜けた。
巨大なパーティーみたいだった。しっとりした曲を歌った印象がない。
早くもセットリストが出てた。
http://www.setlist.fm/setlist/keha/2013/zepp-tokyo-tokyo-japan-bc49dde.html
20曲やってたんですね。思ってたより多かった。


Ke$ha は5曲ぐらい歌うと奥に引っ込んで着替えて戻ってくる。
ビッチというのとはまたちょっと違う、セクシーで派手な衣装。
ダンサーたちもまた後半女装したりと倒錯的。
冒頭の「Warrior」では剣を構えていたりしたけど。
紙ふぶきが舞い、札束が撒き散らされ、
ke$ha は口に含んだ缶ビールやシェーヴィングクリームみたいなのを観客に拭きかけ、
最後の曲では空気を入れて膨らました巨大な女性の足がステージ左に、クジラ?が右に。
手を変え品を変え飽きさせない。観客もまたそのひとつひとつに大喜び。
時間としては短かったけど、物足りないとは全然思わなかった。
観客としての近さというのも歩けど、個人的には昨年の LADY GAGA よりもよかった。
次のアルバムでまた日本に来たら是非見に行きたい。


アンコールの「Die Young」は名曲。この1曲だけでも僕は見に行く気になった。
この人はホント、何気にいい曲を書く。
http://www.youtube.com/watch?v=NOubzHCUt48


ke$haも観客も「カワイイ」を連発。
ke$haの右の手のひらには目が描かれていた。
途中ダンサーは Residents に敬意を表したのか、目玉の被り物をして登場した。