大手町の地下街を歩く

ここ数年、東京駅から神保町駅まで歩いている。
最初は丸の内線の東京駅で下りて、最も遠い出口まで行って地上に出ていた。
新丸ビルの地下街を歩いて北へ、
日本工業倶楽部会館三菱UFJ信託銀行本店ビルの地下街を抜けて
丸の内永楽ビルディングの手前。
ここに壁があって、地上に出るとみずほ銀行本店のビルが建っていた。


これが2年前か、丸の内永楽ビルディングの地下がつながって
iiyo!! ができて地下街が伸びると
大手町の駅に下りていくエスカレーターの手前で地上に出るようになった。
みずほ銀行本店のビルが横長なので相変わらず目の前に広がってて
だけど交差点の真ん前に出て、向かいには大手町タワーが聳え立つ。
この通りを西へ、皇居のお堀に出ると沿って北へと歩いていく。


それをそのままずっと歩き続けて何の疑問も持ってなかったんだけど
年末になってふとここで大手町の駅まで下りていったら
どんなふうに地下街が広がっているのだろうと気になりだした。
地上を歩いていると皇居の近く、
日経ビルの隣の三井物産ビルにも大手町の駅の入り口があったりする。
それである朝それまでエスカレーターを上っていたのを下って、歩き出してみた。
西にまっすぐ、突き当りを北へとかなりの距離を進んで三井物産ビルに出る。
あ、これは便利だ。
冬の朝は皇居の周りを歩くのはとても寒いんですね。
だけどこれで神保町までの道のりの半分弱が地下街でカバーされた。


そしてさらに昨日。
地上出口の場所を知っていた三井物産ビルの
さらにその先まで行ってみることにした。
大手町の地下街を南北に突っ切る道の途中で地上に出ていたのを、端まで。
あちこち工事中でパネルが貼られ、天井はネットで覆われている。まさに地下道。
経団連ビル・JAビル・日経ビルの地下飲食店街から
エスカレーターを上って外に出てみると見慣れた光景が。
すぐ隣は消防庁の消防車の群れと建物の中に飾られたヘリコプター。
竹橋の駅はすぐ近く。ああ、ここに出るのか。


これならがんばって竹橋の駅までつなげられそうだが…
地図を見たら、この大手町の地下街って西側は
二重橋前を通って日比谷まで一直線に結んでるんですね。知らなかった。
今度探検してみよう。
地図を参照。迷宮のように広がっていた。反対端は東銀座までいけることになるか。
http://www.marunouchi.com/pdf/j_jp_02.pdf


大手町の駅そのものも難しくてよく分からない。
渋谷駅の構造が最近話題になっているけど、その比じゃないと思う。
千代田線を大手町で乗り換えて丸の内線へ、と構内を歩いているときと
(完全に東西南北が分からない)
http://www.tokyometro.jp/station/otemachi/yardmap/


外の地下街を歩いているときが全然リンクしない。
駅は5つの路線が乗り入れているし。
どこをどう歩いたら東京駅につながるかなんて僕は感覚的にしか覚えてなくて
言葉では説明できない。
この複雑さが東京の縮図なのかねえ。