土曜の午後、新宿御苑

年明け以来、伊勢神宮に行ったり青森に帰ったり
伊香保温泉や京都に行ったりとあれこれ忙しく出かけててて
何の予定もない土日は久しぶり。
今年はこれまで数えるぐらいしかなかった。


新宿に出かける。
昨日給料日だからと神保町の三省堂をぶらぶらしていたら
シンコー・ミュージックから出ている
ガイドブック「ディスク・コレクション」のシリーズに
『女性シンガーソングライター』が出たのを見かけて即買。
昨晩はそれを眺めながら過ごした。
Carole King, Joni Mitchelle, Laura Nyro に始まり、
Lucinda Williams, Aimee Mann, Cat Power はもちろん、
Regina Spektor, Laura Marling, Jenny Lewis,
Juana Molina, Rachael Yamagata, Brandi Carlile など。
(なぜ Josehone Foster が入っていない??)
めぼしいところはほとんど持っている。


そんななかで、「あ、これはノーケアだった」と
聞きたくなったのが、Texas と Kate and Anna McGarrigle のふたつ。
前者はヒット曲もあって有名だし、後者は姉妹のグループで
Kate and Anna McGarrigle は Rufus Wainwright の母親だったりする。
なんですれ違ってきたんだろ?
いてもたってもいられなくなって、探す。
タワレコで Texas の昨年出た最新作に
ライヴ・アルバムがカップリングされたのを買う。
Kate and Anna McGarrigle の1枚目は1,200円と安くなって再発されていて、
棚にあってもおかしくないのに見つからない。


渋谷に移動する。日が出ていて、ジャンパーを着ていると暑い。
Tシャツ1枚で歩いている人もいる。
タワレコへ。やはり Kate and Anna McGarrigle の仕切りがない。
Recofan でセカンド・アルバムを見つけ、買うことにする。
安かったので、Texas の4枚目の国内盤も。
新宿に戻って来る途中、あ、そうだと iPhone からタワレコのサイトを見ると
新宿店にも渋谷店にも Kate and Anna McGarrigle は在庫ありと出る。
どこのコーナーだったんだろ? カントリーも一応見たのに。
新宿店で取置をオーダーする。帰りに立ち寄ることにする。


この時点で13時半。ハンズで安いレジャーシートを買って新宿御苑へ。
バルト9や世界堂の裏を歩いて新宿口に向かうと横断歩道を大勢の人たちが歩いている。
あれが皆、新宿御苑に入っていくのか!? 
晴れた4月の午後、皆の考えることは同じなのだな。
近くのドトールミラノサンドとコーヒーを買って、入場料200円を払って中に入る。
広場のあちこちでレジャーシートを広げて、中には宴会を始めている人たちもいた。
新宿御苑酒類持ち込み禁止で花見の季節に来ると手荷物チェックもやってるのになあ。
うーん、だったら僕も鞄に缶ビールを忍ばせたらよかった。


手頃な木の下でレジャーシートを広げるもこの頃から空は雲に覆われて肌寒い。
風も強い。コーヒーのプラカップを入れた紙袋も倒れる。
寝そべって本を読むつもりが、こりゃいかんと早々と退散する。
少し園内を歩いてみるとピンクやオレンジのツツジが燃え上がるように咲き誇っていた。
バラ園は咲くのがまだ先立った。
「プレイガール」「オリンピック・ファイヤー」「プリンセス・アイコ」
ジーナ・ロロブリジーダ」「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン
リリー・マルレーン」「ローラ・アシュレイ」「ハゴロモ」なんてのがあった。
http://www.fng.or.jp/shinjuku/info/shinjuku_flower_bara1.html
どれも花をつけていないとバラとはわからない。葉の形も育ち方も全然違う。
もっと暖かくなったら見に来るといいのか。


温室は暖かいだろうかと行ってみるが閉館となっていた。
16時を過ぎて出口に向かうと、16時半に閉園しますとスピーカーからアナウンスが。
案外早い。日が暮れるまで、じゃないんだな。整備の方たちはここからが仕事なのだろう。
寒かったので空いてそうな喫茶店を見つけて入る。ホットのカフェオレを飲む。
年配の方が一人でやっていた。
その後、以前入ったことのある「餃子の福包」でビールと餃子を。
日が暮れて、タワレコと南口の紀伊國屋書店に寄って帰ってきた。
ゴールデンウィーク明けにまた来よう、その頃には暖かくなっているだろう、と思う。


そして今、夜になって Texas を聞いている。
なかなかいい。このヴォーカルはいい。
そういえば昨晩観た『最強のふたり』とてもいい映画だった。
久々に「このまま終わってほしくない、ずっと続いてほしい」映画だった。