一ヶ月遅れで父の墓参りへ。
毎年3月のお彼岸の頃か花見を兼ねて4月の頭に行っていたのだが、
先月の3連休は父の33回忌で青森へ。
その他あれこれと忙しくてずっと行けずにいた。
自転車に乗って青梅街道を西へ。
今回は祖母の家のあった保谷には寄らず、寺のある大泉学園へとまっすぐ向かう。
新しいルートを開拓する。
ところどころ iPhone で google maps を見ながら、
西武新宿線の上石神井駅を通過してそのまま北上する。
案外近い。荻窪から30分するかしないか。
祖母が亡くなって、無人となった家が何事もないか見に行くために
保谷に寄っていた。
1年に1回なので気休めにもならなかったけど。
その家も道路になるために取り壊されて、
今は保谷に寄る理由は全くなくなった。
それでも15年近く毎年、同じルートで荻窪→保谷→大泉学園と回っていた。
保谷・大泉学園は一駅とはいえ、結構な遠回りになっていた。
来年もまた直接大泉学園へと向かうのか、
それとも保谷を経由するのか、その時になってみないとわからない。
年に一度だけの訪問。ゆっくりと時間をかけたっていい。
到着する。境内に入ると日蓮聖人像がある。
カッと目を見開いて腕を振り上げて、まるで鬼のようだ。
荒々しい勢いが全身にあって、喝を入れられる。
父の代わりに。それもまた毎年のこと。
駅前に自転車を停めてラーメンを食べて帰ってくる。
桜の季節ではないから石神井公園には行かない。
同じ道を引き返してルートを覚える。
青梅街道のどこで曲がればよいか。
来年は保谷まで行くつもりでも、それでも覚えておこうとする。