ウォシュレットというもの

10月末の新居引っ越しの前からあれこれ必要な家具を買い足していった。
ソファーベッド、ダイニングテーブル、本棚、CDラック、メタルラック etc.
一方で家電の類はほとんど我慢してきた。
冷蔵庫とオーブントースターぐらいか。
洗濯機やテレビ、電子レンジは妻が使っていたものをそのまま使うことにした。
僕がまあ家電というものに特に興味がないということもある。
新しいもので買い揃えたい、という欲求はなかった。


そんな中でこれだけは、と主張したのがウォシュレット。
本当は引っ越しの時点で買いたかったのだが、
無くても死なないという意見もあって優先順位が低下。
ボーナスが出てようやく買うことができた。
そして今日、取り付けに来てくれた。


家電に興味がないからどれぐらいするものかわからなくて、
10万ぐらいだろうか? と思っていた。
しかも便器全体を取り換えるのだろうと思い込んでいた。
そうじゃないんですね。上側の開閉する部分と蓋だけ、その脇のコントローラーだけ。
ヨドバシの売り場に行ったら案外あっさりした形状で並んでいた。
安ければ1万円台で国産メーカーの製品が売られている。
便座が温まって温水が出て洗浄ができるという必要最小限のもの。
僕らはプラスして脱臭機能があるものにした。
それでも2万円ちょっと。
自動的に蓋が開閉するとか、そういうのはいらない。
取り付け料は6千円だった。


5年ほど前に痔の手術をして以来、ウォシュレットは必需品だった。
医者からも日々の使用を勧められている。
こんな画期的な発明はないよなあと思う。
外国人が日本に来て最も感動するプロダクトはウォシュレットだと聞いたことがあるが、
去年『NHKCOOL JAPAN」かっこいいニッポン再発見』という
BSの番組を元に本にしたのを読んでいたら
「外国人が見つけた日本のクール ベスト20」というのがあって、
実際ウォシュレットが一位だった。
http://www.amazon.co.jp/dp/4140816120
(本来「ウォシュレット」はTOTOの製品名であるため
 この本では「洗浄機付き便座」となっている)
二位はお花見で、三位100百円ショップだった。

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何かで誰かに20世紀の三大発明を聞かれたときに
僕はインターネット、ウォシュレット、ミラーボールと答えた。
ミラーボールもすごいと思うんですね。
これについてはまた今度。