甲府へ その1

この土日は甲府に行って一泊。
イシス編集学校:29破(応用コースの第29期)有志で
半年に一度、それぞれの住んでるところへ旅行するようになって
伊香保温泉、琴平、甲府と今回が3回目。
それぞれ自分一人だとなかなか行かないところなので
こういうきっかけがあるのはいいですね。


最初は「あずさ」とかJRの特急に乗っていくつもりだったけど
新宿駅西口の京王バスのターミナルから出ている高速バスだと
半額の2,000円だったのでそちらにする。
特急だと1時間半、バスだと2時間。
(実際には渋滞に巻き込まれて往復ともに3時間強)


07:50新宿発、09:49甲府駅着。
朝6時起きで7時に家を出て田園都市線に乗って行こうとしたら
用賀駅07:18発で、渋谷で山手線に乗り換えようとしたらなかなか来なくて07:39発。
新宿駅まで7分。ドキドキしながら渋谷駅、新宿駅で走って何とか間に合った。
しかも行楽日和で他の路線のバスが増発しているのか、乗り場が臨時のとこになってて焦った。
というかバスの乗車手続きでモタモタしていて、50分を過ぎても列が途切れず…
出発は5分ぐらい遅れたかな。


甲州街道から中央高速道へ。
ユーミンの「中央フリーウェイ」ってこの辺りのことを言ってるの? と妻が言う。
府中の競馬場の前を通り過ぎた辺りから渋滞。
遅れそうと甲府在住のうっちーにメッセージを送るとその辺りの混雑はデフォルトですよと。
寝たり漱石を読んだり、持ってきた「ヨーグリーナ」を飲んだりしながら過ごす。
(「ヨーグリーナ」は出荷停止とニュースでやってたけど、スーパーでたくさん売ってた)


日野で停車して乗客を乗せる。
それまでずっと松本行きの後を付いていっていたのが、この頃追い越す。
八王子を過ぎると山の中。山桜が咲いていた。
相模湖が広がる。


目が覚めると甲府。ゆるやかに坂道を下っていく。
視界がいっぱいに盆地の町並みが広がる。
向こうには雪に覆われた南アルプス
山並みが壁のように連なっていると富士山よりも高いんじゃないかと思う。
道の両側に葡萄園が並ぶ。個人でやっている小さなところが多い。
柱を立てて鉄製のネットを広げて、そこに葡萄の木の枝がウネウネと這っている。
この季節はまだ葉をつけず、それがどこか寂しい。
あと1カ月もすれば新芽が出るらしく、それを天ぷらにして食べるとおいしいとのこと。


勝沼」のバス停で年配の女性が下りると外から「おばあちゃん!」とはしゃぐ声が聞こえた。
笛吹市に入って、笛吹川を渡る。名前がいいよなあと思う。
石和の温泉街へ。道路は狭いけど街並みが広くてきれい。家の敷地が広いんだな。
鄙びた温泉旅館やビジネスホテルが住宅地の中にあったりする。
小さな芸妓置屋があった。
しかしその建物のガラスには「生命保険見直します」と代理店的動きが。
このご時世、なかなかそれだけじゃ食べていけないんだろうな。


箱根駅伝で有名な山梨学院大学の前を通り過ぎ、
甲府駅前の市街地へ。
うっちーは桃が数日前に散ったと言っていたけど、駅前の通りではまだ桃が咲いていた。
駅に到着する。
駅ビルがあってその隣にデパートがあって、大通りに面した隙間の多い商店があって、
というのが和歌山駅前を左右反転させたかのようでよく似ていた。


うっちーと合流してレンタカーに乗る。
山梨学院、石和、勝沼とバスで来た道を引き返し、JRの勝沼ぶどう郷駅へ。
途中、「街道一外見の悪い定食屋」別の看板に「男の厨房」とある
ドライブインのような店を見かけて気になった。ガッツリ系なんだろうな。


ワイナリーの前をいくつか通り過ぎる。
坂道を上っていって駅に到着する。
甲府の町並みを見下ろす。
ここで残りの特急に乗ってきた三人と合流する。