熊本へ その1

ゴールデンウィーク前半は慶弔休暇がたっぷり取れたということもあって熊本へ。
年末は挨拶に伺えなかったので昨年9月末以来となる。


4/25(土)のこと。
朝6時起きで準備。リュックサックに詰めていく。
昨晩のうちにあらかた終えていたので慌てることはなく。
時間が余ってここ数日読んでいた高山宏夢十夜を十夜で』最後の方を読み終える。


朝7時過ぎ、二子玉川の駅まで歩いていく。
羽田空港までのリムジンバスが出ている。
ただしこれは運行会社が京急バス。他とは違う。
駅に着くと RISE のショッピングセンターでは
昨日シネコンや他いくつかグランドオープンしたことが関係してか
この時間から2階の通路に行列。どこかの店が何かイベントを行っているのだろう。


リムジンバスに乗る。環八に出て246に入って首都高へ。
用賀、三軒茶屋とずっと渋滞。
池尻大橋を過ぎた辺りで抜けるが、そこから寝てしまった。
起きると羽田空港の第2ターミナルビル。
40分ぐらいしか経過していない。
あのあとは順調に進んだのだろう。


第1ターミナルのビルへ。荷物を預ける。
妻がお土産を買うと歩いていると「八天堂」が目に留まって
いくつか買って、今食べるように生あんぱんを。
クリームが入っていておいしかった。
その近くにあった「ピーセン」も買う。
知人が facebook で話題にしていて、よくわからずフランスのお菓子かと思っていたら
日本橋に本店のあるピーナッツおかきのことだった。
試食させてもらったらチーズ味がしっとりとおいしかった。


本屋で何か読みたくなったら買うかと3軒回るが、結局何も買わず。
飛行機に乗る。10分ほど出発が遅れた。
熊本まで1時間ちょい。漱石を読んであとは眠って過ごした。


阿蘇くまもと空港に到着、手荷物を受け取って義理の父母が迎えに来てくれている。
まずは昼食ということで「かつ美食堂」へ。
牛めしとモツ煮の定食にする。前回も連れてきてもらったけど、やはりここはうまい。
馬肉の煮たのがご飯に乗っている。プラス、芳醇なモツ煮。


義理の祖母の家を回って、墓参りへ。
その途中で農協の直営店に寄って
先日結婚祝いをもらった先輩にスイカとメロンを送る。
イカは3Lサイズ、メロンは熊本で一番おいしいとされる「肥後グリーン」


家に着いて荷物を置く。
猫が雀を捕まえて地面に投げ出す。


バスに乗って市街地へ。
鶴屋デパート8階の美術サロンで壺など見た後に
向かいの建物の熊本市現代美術館で庵野秀明の「特撮博物館」を観た。
http://www.kkt.jp/event/tokusatsu/
数年前、東京都現代美術館で観た時には
わざわざ平日休んで行ったのに混んでいて身動き取れず。
今回ようやくまともに観ることができた。
やはり僕の心を動かすのは成田亨の絵の数々。
他の人たちの作品、番組のためのスケッチや模型は
円谷英二を頂点とするテレビ番組や映画のために集約されているものだったけど
成田亨はそこをスタートとしつつ自分自身のための芸術へと視点が向かっていて。
ウルトラマンの絵を描けば描くほど切ないものになっていく。
図録などは前回東京で購入済み。
美術館は読書室があって寝っ転がるスペースもあった。


バスに乗って、水前寺公園の先へ。
ふと見ると河原で「ミズベリング白川」というイベント。
国土交通省が提唱して全国で開催されているらしい。
燭台を紙で円く包んだようなものが水縁に並べられている。
親族が集まって食事会。
刺身や馬刺しなどを食べる。
黒霧島をロックやお湯割りで1本開ける。


戻ってくると妻のリュックサックに猫が小便を… 洗う。
近くの温泉へと歩いていく。
土曜の夜、混んでいる。
半身風呂や電気風呂で温まり、出てきてコーヒー牛乳を飲んだ。


帰ってくる。先日甲府から送ったワインを飲ませてもらう。
テレビ番組を見ていたら高橋真梨子が「桃色吐息」を歌っていた。
午前1時頃眠る。