2016-01-28 夜明け 詩を書く 訪れる朝がここにも聞こえてくる 名前のない地図に子どもたちが色をつけていく 言葉が文字となって青空から落ちてくる 拾い上げて僕らは風の中に戻した 指先を伝う光を 天使たちの声を 咲き誇る砂の一粒一粒を 僕らはそういうことの全てを 思い出せずにいる 雨の中を夢が彷徨い歩く すれ違って後から思い出した バスに乗って遠くまで来た 地平線の彼方に 夜明けが広がった