『シン・ゴジラ』再び

妻がまだ『シン・ゴジラ』を観ていなくて、いつか観に行きたいといっていたのを
まだしばらくやってるだろうと後回しにしていたらいつのまにか夏どころか秋も終わり。
上映館も残り少なくなっていた。
調べてみたら都内で一日通しで上映しているのは新宿の TOHO CINEMAS ぐらい。
他はスポットで朝や夜に一回だけ。
昨晩、会社帰りに行こうということになって
ちょうどいい時間に空いてたのが六本木の TOHO CINEMAS。


これが「MX4D」のシアターになっている。
体感型の席。上映の内容に合わせて霧が出たり、ストロボが瞬いたり、席が前後左右に揺れたり。
ふーむ、面白そうとは思うがその分料金は3,000円と高め。
40過ぎたおっさんとしてはそういうのいらないから安くしてほしかったが…
シアターのひとつを一度こういう座席にしてしまうと戻すのが大変なんだろうな。
他の映画で、とはなかなかいかない。
8月に見に行った時は逆にこっちのほうが朝から晩まで、深夜まで満席だった。


少し遅れてシアター入り。
第一形態か第二形態? のゴジラが品川の辺りに上陸した頃だった。
住民が混乱のさ中逃げ惑うと座席がランダムに揺れ、
自衛隊のヘリコプターが急旋回してもその方向にグーッと揺れる。
ゴジラのしっぽがなぎ倒したとかでどっからか水が溢れると前方から霧吹きがシュッと。
遊園地のアトラクションみたい。
別にこういう仕掛けがなくてもこの作品は十分手に汗握ると思ってしまう僕は
やはりおっさんか。


2回観て、『シン・ゴジラ』はやっぱ面白いですね。よくできている。
リピーターが多いのもよくわかった。
ストーリーを知っていても編集のテンポがいいからすっきり観ていられる。
それに何といっても大きいのは石原さとみを始めとして
台詞棒読みの役者たちについて
既にそういうもんだとわかっているから気にならない。


そして何よりも感服したのは
敬意の元リサイクルされた歴代のゴジラ音楽の素晴らしさだった。
これをまた大音量で聞けるなんて。
その喜びに浸った2時間だった。


それはそうとエンドロールを見ていたら企画協力のところに
ドワンゴ川上量生の名前が。
関わっていたんですね。