今はなき名店たち その3(中央線・西武線 吉祥寺〜国立編)

3回目は僕が学生時代を過ごしたエリアとして、一橋学園・小平・国分寺・国立。
たまに遠出して吉祥寺。
吉祥寺もいろいろ語りたいのですが、忘れられない店の1つが「天文館ラーメン」
名前の通り鹿児島のラーメン。今は麺屋武蔵に変わってしまっています。
バイトの店長においしいと言われ、何度か通ったのでした。


「どん花」(吉祥寺/カツ丼)
 これまで何度も書いてきたことですが、生涯No.1のカツ丼、カツカレーはここ。
 肉も玉子も米も全国のこだわりぬいた素材で、ボリュームがあって、なのに学生に手の届く値段設定。
 その後カツ丼のおいしい店、カツカレーのおいしい店と聞くとあちこち行ってみたけど
 ここには三歩も四歩も及ばなかった。れんが館モールの地下にあった。
 メニューには讃岐うどんもあったけど結局食べずじまい。残念。


「ガスト(一号店)」(一橋学園/ファミレス)
 大学の寮が玉川上水の裏にあって、渡ってすぐのところにあった。
 ハンバーグランチが380円と安く、ドリンクバーで一晩いることができた。
 麻雀の合間に食べに行って、そのまま遅くまで過ごしたり。
 何曜日にはかわいい店員がいるとか、先輩がアタックしたとか。
 当時は知らなかったのですが、ここがガストの試験的な一号店だったのですね。


「龍園」(一橋学園/中華)
 一橋大学小平キャンパスの裏門を出てすぐ。
 隣のとんかつ屋「もとき」とよく行ったものでした。
 豚肉を玉子でとじたプルプル丼や牛焼きのブギウギ丼。
 小平キャンパスが国立に移転してしばらくしてから閉店。
 その後出会った年上の先輩は閉店の日、わざわざ上海から駆けつけたという。


「赤城」(国分寺/定食)
 国分寺駅の南口を出て、新宿方面に坂を下りていったところにあった。
 盛りのいい定食屋。生姜焼き定食や唐揚げ定食など定番メニューが充実。
 学生もサラリーマンも、一人もグループも、食事もお酒もと夜は賑わっていた。
 その後学芸大の方と話したときにやはりこの店の話になって。
 国分寺駅は北口が再開発で以前の店がごっそりなくなっていたのが寂しい。

 
「すた丼の店(富士見通りの方)」(国立/すた丼)
 今40代ぐらいで一橋、学芸、東経大など国分寺〜国立界隈で青春を過ごした人にとって
 絶対忘れられないのがすた丼の店。初代のオヤジさんが1人で見れるのは3軒までだとして
 あの頃は国分寺に1軒、国立の旭通りと富士見通りに1軒ずつで計3軒しかなかった。
 それが全国区になるとは…。国分寺の方はリニューアルしたみたいですね。
 国立の旭通りの方はかつての面影一切なしで今も営業中。富士見通りこそがすた丼だったのかもしれない。