ちけっとぴあに10時になったと同時に電話をかけるということ

来年3月25日(日)に開催される「練馬こぶしハーフマラソン
先日練馬区民向けに先行抽選があって、
何回か走ったことのある後輩に聞くと「外れたことないですよ」というので
楽勝かなと思いきや、数日前の発表でまさかの落選。
高を括っていたので大慌て。
一般向けの先着順の申込が昨晩20時から開始で、定時で帰って家でスタンバイして待っていた。


昨年は区民先行抽選を知らず、一般の申込を試してみたんだけど
受付開始時刻にアクセスしてみたら混雑していてつながらず。
その日は夜飲み会で、店の外に出て iPhone から。
ようやくつながったと思いきや、規定人数に達して受付終了。


今年は20時から万全の体制で臨んで、最初のうちは混雑の画面だったけど
リロードを繰り返すうちに5分ぐらいでつながって無事エントリーできた。
その後様子を見ていると25過ぎには受付を締め切っていた。
うーん、なんでこのご時世に先着順なんだろうな。
(しかも RUNNNET を利用して…)
区民先行申込は抽選なので、できないということもないだろうに。
なんだろう、先着順のほうが公平なのかな。
でも東京マラソンの申込が先着順だとしたらものすごいブーイングとなりそう。
というか皆がいっせいに全国から申込画面をリロードしたらサーバが落ちるか。


今時めんどくさいなあと思いつつ、なんだか懐かしいという気持ちもどこかにあって。
学生時代、U2に心酔していた先輩の掛け声のもと、
来日公演のチケットを取ろうとして寮の公衆電話が4台か5台並んでいるところを占拠して
朝の10時になると「ちけっとぴあ」に電話をかけまくった。
10分ぐらいして僕がつながった。先輩に替わって申込手続きへ。
終わると先輩は僕の肩をガシガシと叩き、
「よくやった! お前は村の猛者だ!」と。
そんな時代もあった。


当時は電話か、ちけっとぴあのカウンターに開店前から並ぶか。
いろんなことが言われていた。
家の電話よりも公衆電話の方がいいとか、
公衆電話も駅前のあの灰色のがいいとか。
ちけっとぴあの本社に近ければ近いほど電話がつながりやすいとか、
ちけっとぴあのカウンターに最前列で並ぶことができたら確実だ、とか。
電話がつながるつながらない、に一喜一憂あったなあ。
抽選よりも確かに先着順の方が「チケットを取った!」感があった。
コンサート会場に向かうときのワクワク感が大きかった。


こぶしハーフマラソンも実はそういうところを狙っているのか。
抽選だとちょっと雨が降ったり風が吹いたりすると「やめとくか」となるのが、
先着順だと「いやいや、あの日がんばって申し込んだし、もったいない」
がんばって走るか、という気になる。
というか、先着順のめんどくささを乗り越えてでも走りたいという人を集めるという
ふるいの効果があるんじゃないか。
ラソン大会があるみたいだからとりあえず申し込んでおくか、ではなく。
どうなんだろうな。ほんと、知っている人がいたら事情を聞いてみたい。