今週は Eurythmics を聞いている。
やっぱり、2枚目から4枚目にかけてはどれも素晴らしいですね。
「Sweet Dreams」「Right By Your Side」「There Must Be An Angel」
名曲ぞろい。アニー・レノックスの声もデイヴ・スチュワートのアレンジも素晴らしい。
その後、2枚組のライヴアルバムへ。
『Live 1983-1989』
しかしこれがパッとしない。聞いててワクワクしない。
ライヴ・ベストってことなのだろう。
上記の名曲たちもやってるし、演奏もしっかりしている。
アレンジもだいぶ手が入っている。
なのに、ちっとも面白くない。
2枚組でけっこう、だれる。
Amazon で検索してみると、やはり評価が低い。
なんでだろう? と考える。
ふと気付いたことがある。
タイトルにもあるように7年間の演奏から選ばれている。
しかもそれが年代順に並んでいる。
脈略がなく、起伏が、ストーリーが感じられない。
ライヴ音源集であって、ライヴアルバムではないとでもいうか。
そう言われてみると、自分の好きなライヴアルバムは
ある日ある時のステージをそのまま再現したものだったな、と。
(実際は連続する数日分の演奏からベストテイクを選んだものだったとしても)
Bob Marley 『Live!』
Depeche Mode『101』
Bo Deans 『Joe Dirt Car』など。
The Police の2枚組ライヴアルバムは
初期の1枚(1日)と解散前の1枚(1日)がセットになっていて、
聞き比べることができて面白い。
Eurythmics『Live 1983-1989』に戻ると、
Amazon のユーザーレビューには契約消化のために出したのではないかという推測が。
案外そうなのかもしれず、アーティストサイドは全然関わってないのかもしれない。
だとすると当たり障りないものになってしまう。
初回盤は3枚組。
3枚目はアコースティックギターだけをバックに歌う。
これはかっこいい。なのに6曲しか入っていない。
もっと演奏はあったはずで、
このアルバムの曲数をもう少し増やして単体のアルバムとして発表したら
また評価は違ったと思う。もったいない。