採血検査

月イチの検査で病院へ。
採血、エコー、診断という流れ。
採血の時間は特に決まっていないが、
エコーは朝イチでお願いしているため 08:40 か、09:00 の枠。
その前に採血を終えるとなると 08:00 には到着していることになる。
ブロックがA〜Dに分かれて、ブースが全部で20ぐらいあるだろうか。
08:00 より開始で、最初に婦長らしき方からの朝の挨拶と注意事項の連絡がある。
早い人は1時間ぐらい前から並んでるんじゃないだろうか。
僕の着く開始ギリギリの頃の受付だど、
頭上の順番待ちの掲示板が溢れてしまってしばらく番号が表示されない。
ようやく下の端に出てきてもそこから20人ほどブロック内で待つことになる。
トータル30分近く待つだろうか。


その20人近くがひたすら採血を行う。
後ろの方に積み上げられた中から
患者ごとにシールの貼られた採血管を入れたトレイを受け取り、
採血の終わった採血管をベルトコンベアーに空いた穴の中に差し込む。


一日ずっとこんな忙しいのではなくて、08:00 開始の直後1時間ぐらいだと思う。
外来の診察が基本午前中となっているため、検査も午前中に立て込む。
予約ありとはいえ、診断を早く終えたいならば採血も早めに終わらせる必要がある。
そしてまあ、 年配の方たちが圧倒的に多い。
エコーやCTスキャンをもっと遅い時間で予約していたころは
採血検査に行くと電光掲示板に5・6人ぐらいしか番号が表示されていなくてすぐだった。


今日採血してくれた女性の方はまだとても若くて、大丈夫かな? 
と思いながら丸椅子に座って左腕を出したんだけど、
これまでの人生で一番と言っていいぐらいに上手だった。
注射針を刺したり抜いたりするときの痛みが全くなかった。触れたかな? ぐらい。
注射には注射のセンスがあって、やはりセンスの有り無しにはかなりの幅があるのだろう。


と思う一方で、
彼女はこれから先何十年も毎日採血を繰り返して暮らしていくのだろうか、
ということも考える。
こういう大病院ならば看護師が当番制で兼ねるよりも専任の臨床検査技師が担当するのかな。
この病院の場合フルタイムで採血室に詰めている人はわずかで、多くは午前中までだったりしないか。
だとすると採血だけでは食べて行けず、若い彼女の場合、
別の診療科の別の検査を担当したり、他の病院で午後採血を掛け持ちするのか。
見るとパートのおばちゃんのような担当の方が多い。
資格があるので朝の忙しい時間帯だけ、という働き方もあるのかもしれない。


採血の後、エコーへ。
エコーは専任の臨床検査技師だろう。
検査器具を扱ってコンピューターで画像の判定を行うため、
おそらく採血担当よりも給料が多くもらえるんじゃないか。
直接人の肌に触れて針を安全な個所に刺す方がよほど高度の技術と熟練の技が必要そうだけど、
そういうことにはならない。
どうなんだろうな。


不思議なことに、年季の入ったパートのおばちゃんのような人がうまいかというとそんなことはなく、
雑ではないけど流れ作業的でブスッと痛かったりする。
気にする箇所は痛いかどうかじゃないんだろうな。たぶん。