11月のイチゴ狩り

イチゴ狩りが一年中できる場所が日本で唯一、鶴見にあるという。
妻がドライブがてら行ってみるというのでついていく。
「東京ストロベリーパーク」
東京電力系の火力発電の会社が運営している。
なるほど、発電で余った熱で年中温かく一定の気温を保って、ということなのだろう。
 
12時半頃家を出た。
この日は即位のパレード。
都心に近づくと交通規制で混んでるかと思いきや、案外そんなことはなく
環七から第一京浜に出てあっさりと着いた。
京成線の生麦駅の脇を通り過ぎると大規模な物流センターと現代的な工場が並ぶ。
キリンビールの工場も生麦だった。
駐車場の場所が分からず、まごまごしているうちに通り過ぎて大きな橋を渡り大黒ふ頭へ。
港湾施設のひと気のない風景の好きな人にはたまらない。
スカイウォークという展望台? もあるようでこの辺り隠れた穴場なのかもしれない。
実際車を道端に停めている人たちも多かった。
今度また来てみようと思う。
 
車を停めてストロベリーパークへ。
背後に火力発電所の白くて長い焼却施設が2本そびえ立っている。
その下に苺をモチーフにした建物があるというのは何ともシュール。
13時半に着いて、苺食べ放題は14時からの回に空きがあるという。
料金は1月から6月までの苺のシーズンだと2,100円で、今の外れたシーズンだと3,100円。
かなり高い。レアだからしょうがないのか。
受付の女性もカフェの店員もバイトなのかなーんかゆるい。
客が来ようが世間話をしていたり。いいのか、東電。
レストランもビュッフェのみで休日は2,800円。
この値段設定で客は来るのだろうか……
 
気を取り直していちご狩りのハウスへ。
前は発電所の野球場だったのか、スコアボードが残っていた。
入って14時を待つ。
エントランスは中心に水槽が置かれていて水が絶えず循環し、小さな魚たちが泳いでいる。
シーズンから外れているからか、他に客は10人ちょっとぐらいだった。
やはりカップルや女の子たちのグループが多かった。
 
ハウスの中は苺の列が向こうの奥まで10本以上並んでいたか。
それが真ん中の通路でふたつに区切られていて、その日収穫してよいエリアが決まっている。
エリアによって品種が決まっていて、
この日はとちおとめ、あきひめ、よつぼし、信大BS8-9の4種類だった。
苺はまだ白いものが多く、真っ赤に熟したものは少ない。
しかし葉陰を探すとしっかり色づいたのが残っていた。
やはりとちおとめが甘くておいしいかな。
この日は雑誌の撮影なのか、モデルっぽい男子と撮影スタッフの一団も来ていた。
 
14時半、ストロベリーパークを出て川崎ラゾーナへ。
昼を食べて帰ってきた。僕は結局いつもの金子半之助。妻は鯛ラーメンの店で。
15時なのにフードコートはいっぱいで、館内どこもかしこも混んでいた。
日の暮れないうちにと16時には出る。
それでも馬込を抜けた辺り、246と交差する辺り、環七を離れて練馬駅の近くで少し渋滞。
17時半過ぎに着いて笑点
林家木久扇笑点50周年を祝っていた。