先月、支持者に対してメロンやカニを贈ったことが露呈して大臣をスピード辞職した例の議員。
練馬区を地元にしているので道を歩けばあちこちでポスターが貼られている。
色褪せようとなんだろうと今も貼られている。
たぶんこれから先5年先、10年先もずっと貼られ続けるだろう。
僕はそれまでいい印象を抱いていた。
街頭に立ってランナーたちを応援している姿を見て好感を持った。
元々スポーツマンらしく、
スポーツに励んでいる人に政治家という枠を超えて共感を抱いているというような。
そんな佇まいだった。
この人は清濁併せ吞むことができていいんじゃないか、という印象を受けた。
今度の事件があって初めて、先日、昼に弁当を食べながら Wikipedia とかあれこれ見てみた。
いいことはあんまり書いていなかった。
高校時代野球部に属していて甲子園に出たとあるがベンチ入りしていなかったとか、
大学時代はディスコの全国大会で3位になり、
そのとき7位だったのが SMA で一緒にユニットを組んだとか。
国会を休んで愛人とハワイ旅行に行ったのが文春に書かれたとか。
そういうのを読むと「なんだ、そんな人だったのか」と。
僕も見る目ないなー、なんてころっと心の中で掌返してしまう。
人間なんて勝手なもの。
3年も5年もしたら今回のことも忘れられて、
覚えていても「そんなこともあったか」ぐらいに曖昧なものになって
衆議院にも引き続き当選するだろうし、また大臣に返り咲くかもしれない。
政治なんて、政治家なんて、そんなもの。
むしろ箔がついたということになったり。
メロンやカニを贈るというのは
衆議院議員のクラスともなると誰でもやってることなんじゃないか。
支持者が亡くなったときに香典を出すとか。
他の人はもっとうまくやってるのをあの議員は少し、
というかかなり脇が甘かったのか。たぶんそうなのだろう。
今回のことで何を学ぶのか、ということは地元の有権者としてとても気になる。