統一地方選後半戦。
日曜が練馬区議会議員選挙。
数日前から選挙カーが家の近くを通り過ぎて、ウグイス嬢の声が聞こえる。
騒音だと苦情を訴える人もいて、昔よりは少し減ったように思う。
また、語り掛ける声もマイルドになって、
僕の小さい頃は最後の追い込みの時期になると男性の候補者が自ら
なんとかでございます! なんとかでございます! と大声で連呼したもんだけど
そういうのもなくなった。
どれだけマイルドになろうと選挙カーに好感を持つことはない。
それでも以前、選挙カー同士がすれ違う際に
片方が「〇〇候補、お疲れ様です。共に頑張りましょう!」とウグイス嬢が
スピーカーごしに声をかけていて、
なんと機転が利くのだろう、この候補者いいな、とつい思ってしまった。
どの党が選挙カーを多用してて、どの党がそこから脱却しているのか、寡聞にして知らない。
19世紀後半から20世紀にかけての共産党の歴史が一瞬にして頭をよぎり、
迫害を受け命を落とすものも多かった、
それが今、練馬区の畑の脇の住宅地をのどかに走ってんだもんなあ、
などと感慨深い気持ちになった。
(僕自身は政党としての共産党にはプラスのイメージもマイナスのイメージもなく、
長い歴史を経て今も選挙カーということなら他のいくつかの党もそうだ。
共産党を取り上げたのは、ギャップが……、という話)
海外にも選挙カーってあるのだろうか。
日本だけの「文化」なのだろうか。
今ちょっと見てみると、
ちなみに、選挙カーってレンタルなんだろうなと思ってみてみたらやはりそうで、
専門の業者がいくつもあった。
軽ワンボックス、12日間で約20万など。
そこにさらに選挙ポスターつくって、ウグイス嬢も雇ってと。
(大学時代、とある女子大の放送研究会の人に聞いたらそういうバイトがあるとのこと)
選挙は金がかかる。
本来要らないところに金がかかりすぎてるんだろうな、今更ながら思う。