いつか知るかもしれないこと

昨晩、ご飯を食べていたらふと妻がこんなことを言う。
玉川上水って深いところでどれぐらいなんだろう?」
なんで? と聞くと、
「ほら、太宰が。自殺できるぐらい深かったっけ?」
確かに、小平のあの辺りのは足首ぐらいでとてもじゃないけど死ぬのは無理。
洗面器に張った水に顔をつけて死ぬようなもの。
 
じゃあ、太宰はどこで? となるがどちらも知らない。
小平よりも奥なのか、先なのか。
もっと下流のようなイメージがある。三鷹とか。
いや、それは住んでいた場所か?
そもそも玉川上水の源流が秩父なのか青梅なのか高尾なのかも知らず、
下って行った先はどこに出るのかも知らない。
調べてもいいんだけど、調べるほどでもない。
いつかあるとき出会って、そうだったのか!? となる機会を待っている。
 
そういう「いつか知ることができたらいっか」というもののリストが心のどこかにある。
いくつかあるはずなんだけど、いつも思い出せずにいる。
 
今、ひとつだけ思い出した。
ドラえもんの中で、何巻だったのか、割と初期の方だったと思うが、
スネ夫、本名「骨川スネ夫」のことを
あるおじさんが「やあ、滑川くん」と呼んでいた。
そこにきちんと、「ナメカワ」とルビが振られていた。
他の回でそのように呼ばれていたのは見たことがない。
あれはなんだったのか。
 
藤子・F・不二雄先生は「骨川」と書いたつもりが、
消しゴムのかすなどゴミが付着して写植の人が「滑川」と捉えたか。
だとしたもルビは「ホネカワ」ではないのか。
そもそも漫画のルビっていつ誰がつけるものなんだろう?
写植の人が「滑川」と読んで、そのまま「ナメカワ」としたのか。
もっと前の段階で担当の編集者がつけるのか。
だとしたら「ナメカワ」とするわけがない。
描いた漫画家ならなおさらだ。
 
この件、小学校の頃から気になっていて今も真相はわからず。
ググればすぐなんだろうけど。
ここまで来るとググってしまったらもったいない。
 
……と思っていたら今朝の『こころ旅』の再放送で富山県の東滑川町が出てきた。
なんという偶然と思うが、スネ夫の件についてはわからないまま変わらず。