吉祥寺DiskUnionといせやへ

この日は有給。荻窪の床屋へ。朝から小雨が降ったり止んだり。
終えて、新宿へ。タワレコとDiskUnionで取り置きのCDを購入。
タワレコでは本日発売の Juana Molina のライヴアルバム、
入荷したばかりで検品中のものを頼んでレジの店員の方に持ってきてもらった。
対応してくれてありがたいのに、お時間かかってすみませんとこちらが謝られる。
 
買ったCDの解説を読みながらいせやでビールを飲むかと中央線に乗って吉祥寺に移動。
そうだと思いだし、今月頭にパルコの地下1Fに移転した DiskUnion に行ってみる。
このフロアも変わったなあ。2・3年おきにガラッと変わるイメージがある。
学生時代、このフロアのビートルズグッズの店で数カ月間バイトしていた。
国立ポポロのディズニーグッズなどを扱う店でバイトしていた時に
向かいにあって、若い店長の方と仲良くなって手伝うことになった。
しかしそこもなかなか売り上げが上がらず、すぐ退店することに……
 
新しい DiskUnion はパルコの中だけあって小ぎれいになった。
ある意味過ごしやすくなった。
でもその分、漂白、脱臭されたというか。無味乾燥な。
大丈夫かな。何か大事なものが置き去りにされたんじゃないかと思う。
あの DiskUnion の人付き合いの苦手そうな、金属的な雑然とした感じ。
 
広さは少し小さくなったぐらいかな。品揃えが極端に変わったわけではない。
かつてと同様、アナログが半分ぐらいか。
プログレのコーナーで目に留まったマドレデウスのライヴアルバムの国内盤と
サントラのコーナーにあった「アモーレス・ぺロス」「Pola X」のサントラを買った。
 
もしかして、と気になってかつての店舗の裏にあった
オーディオ、ジャズとクラシックの店がまだあるか見に行ったら
そちらはまだ健在で、安心した。
ジャズの店では DiskUnion がディストリビューションを行っているからだろう、
TBM(Three Blind Mice) レーベルを店頭で大きく扱っていて
どれか一枚と思って中本マリを。
女性の顔がこちらを見ているというジャケットはついつい買ってしまう。
 
駅の反対側に渡って、いせやで焼き鳥を食べビールを飲みながら買ってきたCDの解説を読んで過ごした。
執筆された中川五郎氏によれば
マドレデウスは日本ポルトガル友好450周年だった1993年、
熊本県天草市本渡市民センターでコンサートを行ったとある。
マドレデウスポルトガルのグループで、天草はポルトガルと深い関りがある。
天草四郎の乱が鎮圧され、その後隠れキリシタンが命を懸けてキリスト教の信仰を守ったという歴史がある。
 
カウンター席。少し離れた隣に座っている初老の男性が枝豆だけでホッピーやサワーを飲んでいた。
そこに店長らしき年季の入った店員が挨拶に来て誰それはどうしたと世間話をして去っていった。
男性はかなり酔っぱらっていて、一人飲み続けていた。
 
15時過ぎ。ほろ酔いになって店を出て、妻に頼まれた東急裏のパン屋へ。
小雨の中傘を差さずに行ったのだが、この時間帯は予約のみであるという。
東急の地下で限定出店していた広島焼きをお土産にしてバスに乗って帰った。
なんだか無性に聞きたくなって、リンドバーグのベストを聞いた。
窓の向こうの町並みを見ているうちに眠ってしまった。