ほっともっと、ほっかほっか亭のこと

先日、熊本の義父母が
久しぶりにほっともっとの弁当を食べたくなったという話をしていて、
妻がチキンバスケットうまいよねと。
僕らも食べたくなって今日の昼はネットで予約してほっともっとへ。
昔は昼時に行くとかなり待たされたもんだけど
今は事前に注文して受け取れるようになったのでとても便利になった。
 
歩いて10分ぐらいのところにあるんだけど、
4年前に引っ越してきたときに一度行ったきり。
かなり久しぶりの利用となった。
コロナ禍で外食も避けがちの昨今、
昔ながらのテイクアウト専門店は忙しいだろう。
僕が入った時も中で待っているのは2組だけ、
なのにカウンターの中には弁当を詰めた袋が所狭しと並んでいた。
 
妻はのり弁。僕はカットステーキと唐揚げの相盛りのがっつりした弁当。
新メニューに中華あんかけかた焼きそばがあったのでついついそれも。
そして当初の目的だったチキンバスケットに豚汁。
……テンパって食べ過ぎてしまった。
でもやっぱおいしかったな。
 
メニューを見てみると今は
二段のり弁当とか焼き鮭を乗せたのり弁当ってないんですね。
その一方でおかずの半分が野菜サラダの弁当があったりと時代を反映している。
 
ほっかほっか亭が世に出始めた頃、80年代半ばか、
家の近くにもできて、食べたい食べたいとせがんでも母は絶対取り合おうとしなかった。
風邪が治りかけの時に学校を休んで、病院に行った帰りに初めて買ってくれた。
かき揚げ弁当だった。280円。一番安かった。
唐揚げやハンバーグの弁当ではなかったので子供心にがっかりした覚えがある。
その後子供会対抗の運動会があったときにうちの町内会のテントは
ほっかほっか亭の唐揚げ弁当を段ボール箱いっぱいに用意。
皆で輪になって食べた。
 
その後、ほっかほっか亭は大人の事情でほっともっとと分裂。
今では圧倒的にほっともっとばかり。
東京がそうというだけで関西では違ったりするのかもしれないが。
全然見かけないのでいつかまた食べてみたいと思いつつも
小さい頃の思い出の味からはかなり変わってしまってるんだろうな。
青森市だと実家から歩いていける距離にあるんだけど。