東京から青森まで下道で行くには

大学生が夏休み、東京から青森まで下道を運転して帰る。
途中、ヒッチハイクしてる人たちを拾って……
という小説を書こうと下準備を始める。
 
僕自身は下道で帰ったことはない。
従兄弟から以前、青森まで一緒に乗っていくかと誘われたことがあったが、
新幹線で帰るからと断ってしまった。
今思うと後学のために乗ってみるべきだった。
下道ではなく高速で行くんだろうけど。
 
青森から仙台まで別な従兄弟の運転で乗せてもらったことはあった。
ペーパードライバー教習を受けた直後、
世田谷から郡山まで自分で運転したことがある。
あれも東北道に入った。
 
下道だとどういうルートで帰ることになるか。
真っ先に思い浮かぶのは4号線をひたすら北上するというもの。
越谷、宇都宮、郡山、仙台、一関、盛岡、十和田、野辺地。
大平洋寄りのルート。総距離800kmを超える。
 
でも、ネットを見ると他にもルートがあるようで。
宇都宮、会津若松、山形、新庄、横手、大館と
内陸から日本海側へ行くと750kmぐらいに縮まるようだ。
 
4号線をメインにしても
仙台までは6号線で海沿いを走るというのを勧める方や
盛岡から先は282号線に入って安比を抜け、
碇ヶ関で7号線というのを進める方もいた。
詳しい人だといろんなバリエーションがあるんだろう。
 
何にしてもノンストップで片道15時間。
休憩を入れると丸1日か。
燃料は片道7,000円~8,000円ぐらいかかるようだ。
試しに、NeXCOのサイトで
大泉ICから青森ICまで利用すると、ルートにもよるが15,000円ぐらい。
 
東北に入ったらコンビニの出入口が二重になっているとか、
青森に入ったら畜産業の臭いがしたといった発見を書いている方がいて
なるほどなあと思った。
 
恐らく4号をずっと行くのではなく、
学生で時間もあるから遠回りも構わずで海沿いに行くことになるだろう。
だとすると途中までは6号線か。
松戸、取手、土浦、日立、いわき、浪江、南相馬、仙台。
 
あとはそれがどんな風景となるか。
ロードサイドの店はどこから始まってどこまで続くか。
どこから水田が広がるのか。
どこにトンネルが固まっているのか。
詳しい方ならば植生についてもこだわるだろうか。
 
---
youtube で見てみるといいかと探してみる。
たくさんあるんですね。
一般道をここからここまで走ってみた、という中継やその総集編が。
今日の昼、試しに一つ見てみたらそのまま青森着まで見てしまった。
 
【長距離車載動画】一般道を走る 東京駅から青森駅(総集編12倍速)
 
全部で80分ほど。
タイトルにもあるように12倍速なのでどんどんすっ飛ばしていく。
一人カーチェイスのようでここちよくもある。
どうやって実現しているのか、
画面上にどこを走ってるかカーナビの映像を重ねている。
 
これは4号線を行くのではなく
群馬の山奥から新潟に入って夜になって、仮眠して夜が明けてという内容。
全体の1/3、何十分と新潟。
新潟ってほんとだだっ広いんだなと実感した。
山形や秋田に入ると風力発電の風車が。
気が付くと水田の脇に騒音防止の柵が伸びている。
(あれって騒音防止でいいんだよな……?)
 
大館で青森まで100kmを切って、大鰐で50km。
残り20km浪岡の辺りから見慣れた風景に入ってきた。
鶴ヶ坂、新城、西滝。
思わず見入って、2回繰り返し見てしまった。
ゴール直前。
80分あるうちのたった1分チョイしかない。
 
ルートは違えど、なんか雰囲気の掴めるものがあった。
次は Google Map の航空写真やストリートビュー
ルートをピックアップしたものを辿ってみるかな。