ミニスキーというもの

ここ数日、いろいろと青森のことを話す機会があった。
その中で思い出したのがミニスキーというもの。
これは雪国出身の人しか知らないのではないか。
 
小さい子供用のおもちゃ。
プラスチック製の短いスキー。赤か青の。
本格的なショートスキーのことではない。
雪長靴の甲のところとつま先のところと
2カ所をプラスチックの白いバンドで固定して装着する。
 
全体で50cm弱ぐらいかな。
子供の成長は早いからいくつかサイズがあったと思う。
空き地に雪かきして片付けた小さな雪山があったら
ペタペタと上ってちょろっと滑る。
ストックは利用しない。あくまでミニスキーだけ。
これで遊ぶのは小学校4年生ぐらいまでかなあ。
 
僕の小さい頃は吹雪の中、
スーパーの買い物に行くときに祖母が橇を引いて
息子がミニスキーを履いて付いていくという風景を見ることができた。
さすがに今はそういう子供もいないか。
車の近くでは危ないと。
それでいくと、空き地というものも少なくなっただろう。
どんどん家が建ってしまって。
 
今、都市部でミニスキーで遊ぶ子供というのは
広い庭を持っている家の敷地の中につくられた小さな雪山で
遊ぶものなのかもしれない。
田舎の方に行くとまだまだ田畑に積もった雪の上を走り回ってるのかも。
 
それはそうと。
妻と青森出身の妻の後輩ちゃんとやりとりしていたら
青森の雪の中、ピンヒールを履いて歩く剛の者を見たという話に。
試しに「雪 ハイヒール」で検索すると全世界の剛の者がちらほらと出てくる。
後輩ちゃん曰く、ヒールの部分がむしろスパイクの代わりとなって滑らないのだと。
しかし、足首をグキッとやってしまうのは雪があろうとなかろうと変わらず……