銀行ATMというもの

最近今更ながら疑問に思うこと。
ATMの手数料はなぜ無料の時間帯と有料の時間帯があるのか。
 
例えば三菱UFJ銀行だと、土日祝関係なく日中は無料でそれ以外は110円。
コンビニATMは除く。
三井住友銀行だと土日祝は110円、
みずほ銀行は通常の時間外は110円、深夜の時間帯だと220円と
銀行によって少しずつ違う。
 
ATM設置・運営にかかる費用が発生するから、というのはわかる。
地代、電気代、通信費用、何かあったときの警備会社、清掃会社、
故障したときにサポート担当がかけつけるためのコスト。
銀行窓口脇のATMが平日日中はそのコストが若干下がるというのもわかる。
勤務中の行員が対応することでよいものもあるだろう。
 
だったら逆に、土日祝・日中深夜関係なく
110円なり220円かかるというほうが納得する。
平日日中だと110円でそれ以外だと220円とか。
(進んで払いたいかは別として)
 
というか、コストのかかりぐあいで言うと
土日祝・時間帯で手数料を分けるのではなく、
有人のATMか無人のATMかで分けるべきではないのか。
無人のATMは何かあったら平日昼間だろうと
サポート担当を派遣しないといけない。
もっというと、このATMは山奥に設置しているので
他よりも運営コストがかかります、330円です、ということに普通ならないか。
かかる費用から手数料を機械的に算出したらかなりややこしいことになるはず。
 
そういう細かい手数料設定をしないとか
平日日中は無料にするというのは
銀行側から利用者に対するサービスであって
僕らはありがたいと思わないといけないのだろう。
 
ランチタイムはご飯の大盛り・お代わりが無料サービスというのと一緒か。
大赤字にならない前提で店側がその分を肩代わりして、お客さんを呼び寄せる。
だからたまにいる、夜もお代わり無料にならないのはおかしいと
いちゃもんをつける人はほんとあさましい。
銀行もまたしかり。
休日深夜の利用手数料で儲けようとするのではなく
恐らくもともともっとコストのかかっているところに対し、
銀行側で利用者の利便性のためにここまでしか取らないとしているのだ。
他の銀行もそうだから、という競争ももちろんある。
 
将来的に海外の銀行では
利用したATMの年間運営コストを利用者の数で割って、年単位で請求
という合理的な仕組みに移行するところも出てくるのでは。
その場合、口座にこれだけ預けている人はこの額割引き
といったサービスを付加するだろう。
 
そんなことを寝ながら考えていた日曜の朝。