千葉ニュータウンへ

この1年のワーキンググループの結果、11月にPoC(実証実験)として
千葉ニュータウンの分譲地で開催されるイベントにて、
伝統工芸品を製作する工房からのライヴ中継と展示販売として出店することになった。
 
今日はその会場下見。
僕らは11月に2回の出店だけど、イベントそのものはハロウィンの今日から開始。
大江戸線で大門まで行って、北総線の空港特急に乗り換えてトータル1時間半。
けっこうな長旅だった。
成田空港行きは長い座席シートの中間が上げられていて荷物置き場になっていた。
 
千葉ニュータウンはもちろん初めて。
駅前の町が大きい。
と言っても商業施設が密接しているとかそういうのではなく。
とにかく道路が広い。かつ、まっすぐ。
その間にポツンポツンと北口に巨大なイオンモールと南口に巨大なマンションと。
団地も密集していなくて適度に距離を取って、階数も7階建てか8階建てと低い。
住んでいる人には申し訳ないが、スカスカの町。
モスクワってこうだったなあということを思い出す。
計画されて造られた町。昔の未来都市のイメージってこんな感じだったなあ。
 
イオンモールも僕がそれまで見た中では一番大きかった。
そのイオンの向かいにやはり大きなニトリがあって、平屋で1階のみ。
どんだけ広いんだと。
駅前からイオンモールニトリ、その奥の分譲地まで歩いて、
その間、他に個人商店一切なし。駅前にチェーン店もなかった。商店街もなし。
そういう計画だったのだろうか。(南口には大きなくら寿司、温野菜の看板も見えたが)
人通りも少なかった。
なのに不思議と寒々しさは感じなかった。
団地のデザインは、なんというかファンシーなところがあった。
 
このイオンモールで生活の多くが完結してしまうのだろう。
映画館もフィットネスクラブも何でもある。
いくつかの大きな棟に分かれていてその間のスペースでは
フルートの演奏会が行われて、並べられた椅子には大勢座っていた。
12時に3階のフードコートに行ったらかなり混んでいて
席を見つけることができなかった。
 
北総線の特急に乗っていると
千葉ニュータウン中央駅の手前には田畑が広がっていた。
ほんと何もないところに町をつくったんだろうな。
産業を誘致するために金融機関のデータセンターがここにはいくつかあると聞く。
歩いているときにも、これってそうなんだろうなと思われる大きな建物があった。
 
分譲地に入るとこれまた、似たような家がひたすら並んでいて。
外見のイメージを統一することで清潔感を出そうとしたんだろうけど。
しかし家が建ち並ぶだけで、スーパーもコンビニもなし。
イオンに行け、ということか。
古くからの団地には感じなかったけど、
これら新しい住宅地にはぞっとするものがあった。
いや、もちろん、住めば都なんだろうけど。