江古田を散歩

妻の後輩ちゃんと前から、コロナが落ち着いたら会いましょうという話をしていて
だいぶ落ち着いてきたので年明けにしますか、成人の日の3連休でどうでしょう、と。
それがここ数日で急に第六波が。
倍々ゲームで感染者が増えてその大半がオミクロン株だという。
当初の予定では池上本門寺と川崎大師を回って初詣とするつもりが、
都心は避けた方がいいだろうなあとなる。
木曜に大雪となってそれがまだ解けていないから、車の移動もやめた方がよさそう。
しかもその雪のせいで金曜に妻が滑って転んでぶつけた肩が痛い。
遠出はせず近場で会ってご飯を食べて散歩、ということになる。
 
今回は江古田。
11時に西武線の駅に集合。
僕は一人先に出て、江古田駅近くのブックオフへ。
510円コーナーを中心に棚を眺める。
案外掘り出し物があるもので。4枚も買ってしまった。
Ken Yokoyama の昔のソロアルバムやクラムボンのセルフカバー集の初回限定盤など。
 
後輩ちゃんとは江古田の駅で合流。
妻が少し遅れることになり、大江戸線で来ることになるので新江古田の駅まで迎えに行く。
3人そろうと引き返し、江古田の商店街へ。
桜台駅近くの「キッチン・オバサン」に入る。
妻が昨晩ネットで見つけた洋食屋で、絶対おいしいだろうと。
妻はハンバーグを乗せたサフランライス、後輩ちゃんは海老ドリア、
僕はオムカレーにチキンカツをトッピング。
それぞれ一人ずつイワシフライを追加。
オムレツはトロトロ、カレーはしっかり煮込んでコクがあって、チキンカツもサクッとジューシー。
イワシフライもふわふわだったなあ。いい油を使って、持たれることもなさそう。
いい店だったなあ。次はオムハヤシのハンバーグトッピングにしよう。
カレーライス、ハヤシライスはハーフサイズ、ドリアやグラタンはミニサイズを選べるので
あれこれ少しずつたくさん食べることができる。
孤独のグルメのシーズン10か11に登場してもおかしくないな。
 
その隣のパン屋も覗く。代官山の店の支店だったかな。
通りの斜め向かいの古本屋「snowdrop」に入る。
女性店主の小さな、こぎれいな店。
雑多に古本が並んでいるのではなく、店主の好きな分野なのだろう、
絵本、漫画、文学、料理といったジャンルが中心の品ぞろえだった。
中上健次『破壊せよ、とアイラ―は言った』(タイトル通りジャズに関してだろう)と
佐伯一麦『ア・ルース・ボーイ』の2冊を買った。
 
前にも入ったことのあるパン屋「マザーグース」とその裏の商店街を歩く。
駅の北口に出て浅間神社でお参り。8日にもなると参拝客はまばら。
妻と後輩ちゃんはおみくじを引く。
吊るしてある絵馬を見る。
漢字検定7級に合格しますように」と書きたいんだろうけど、その漢字が間違っていた。
無事合格するといいが……
 
もう一軒パン屋に入ったところで僕は一足先に帰宅。
その前に「Coconuts Disk」という中古CD屋に寄っていく。
以前妻がバスで帰宅した際に窓からたまたま見かけてよさそうだったと。
確かになかなかキリッとした品ぞろえだった。
和レリアックのガイドブックを置いていて、入り口入ってすぐの棚がそのコーナー。
隣の棚は80年代シティポップのカセットテープ。
ニュースで最近よく取り上げられるけど今カセットテープがまたブーム。
Perfumeの限定盤シングルがカセットテープ付だった。
カイリー・ミノーグの昨年出た『Fever』の再発もカセットテープのエディションがあった。
店舗の半分はレコード。
中古CDの値段は高くもなく妥当なところ。
ジョージ・セルクリーヴランド交響楽団を率いて大阪万博に呼ばれたときのライヴ盤や
特価品コーナーで見かけたウォン・カーウァイ監督『マイ・ブルーベリーナイツ』のサントラなどを買う。
 
よく晴れた日でこの日の最高気温は10℃行くか行かないか。
散歩日和だったけど、光が丘も江古田も日の当たらない裏道はまだ雪が凍っていた。