googleの限界

このご時世、わからないことはググればいいという風潮ですが。
的確な検索ワードを思いついて的確なページに出会うってなかなかないもので。
what は検索できても how はてこずってことばかり。
鎌倉幕府ができたのは何年? というのは簡単だけど、
こういうことをしたいけどどうしたらいいか、というのは関係ないものばかり出てくる。
 
先日、ふたつの excel ファイルを比較してチェックすることになった。
全然別の出どころのため、項目どころか縦軸と横軸の考え方が異なる。
どうしたらいいか。
vlookup が定番、ここは hlookup か? xlookup はどうなんだ?
あれこれ試行錯誤するが、いいやり方が見つからない。
というかやりたいことを実現する手段が導き出せない。
ググっても辿り着けない。
 
思い余って本屋に行ったら、
excel 関数を組み合わせて使うケースの事例集みたいな本があった。
〇〇をしたい、という逆引きでその際はこれとこれとこれをこの順番で、みたいな。
これだよこれ! と。
本屋の棚を眺めていたら目に飛び込んできた。
 
本屋ってそこにある知や情報を俯瞰して
全体像で捉えられるからいいなと改めて思った。
 
その一方で。
google も設立から四半世紀。
文章を単語へと細かく分解していって、その使われる文脈を解析するという検索ではなく、
180°異なるアプローチがあってもよさそう。
それこそ逆引きとか。
こういうことに困ってる人はこういうことも困ってるという検索になるのかな。
あ、でも、それだと結局は従来のキーワード解析と変わらないか。
 
でもどこかに、というか全世界にたくさん、
異次元的に画期的な検索アルゴリズムを研究している人がいて
第二の google を生み出すのだろう。
それはもはや検索ではないのかもしれない。
インデックスを付与するのではなく、探したいものに自ら変化するとか。
天才求む。