昨日は1日。妻が11月分のパーク&ライドのパスを家に忘れたと
駅ビルの駐車場に停めた車にもっていく。
シティホールという名の葬儀場の前を通る。
あー、今日はあるんだな。
帰りもまた通りがかると、葬儀が終わったところで続々と喪服を着た人が出てきた。
自転車が何台も停まっていて、喪服を着た50代から60代ぐらいのおばさんたちが
喪服のまま自転車に乗るところだった。
ああ、そういう関係性の方が亡くなられたんだな。
どこかのパート仲間なのか。
いつも自転車で近くの職場に集まって、仕事を終えて自転車で帰る。
その一人が亡くなったんじゃないか。
自転車で葬儀場に来る人たちを初めて見た、というのも思うところあったけど、
それ以上になんだかじんわりくるものがあった。
職場で故人のことを偲ぶこともあるだろう。
そのうちにまた別の仕事仲間が亡くなっていくのだろう。
そしてまた自転車で葬儀場に集まる。
そのたびに新しい職場仲間が入ってきて、一人、二人と減っていく。
それが静かに、ゆっくりと続いていく。
自転車に乗ったおばさんの一人が、僕の横を通り過ぎていった。