奇術の日

123と並ぶ日。
1月23日は
・ワンツースリーの日
であるのに対し、
 
12月3日は
奇術の日(ワンツースリーの掛け声から)
であるという。
ワンツースリーの日というのが結局何をする記念日なのかよくわからないけど
両方の日が該当するわけではなさそうだ。
 
小さい頃、デパートのおもちゃ売り場で手品グッズばかりねだっていた時期があったことを思い出した。
買ってくれたこともあったけど、買ってくれないことの方が多かった。
母曰く、タネがわかったら面白くないし、周りの人にも一度見せたらそれで終わりになってしまう。
大人になればわかるけど、あからさまに手品グッズとわかるものを何回も見せられて嬉しいのは
祖父母と孫の関係だけだろう。
 
自分で練習して技術を身につけた方がいいと母が言うので図書館で借りてきて読んで
トランプ手品を練習してみるも長続きしない。
簡単なものがいくつかできるようにはなったが、物足りない。
テレビで一流マジシャンが行っているようなものが今すぐできるようになりたい。
本もトランプも投げ出してしまう。
 
それでクリスマスに、裏面に細工があって
表面の絵柄と数字がわかるようになっているトランプを買ってもらった。
正月、従兄弟の前で披露するもこちらがもたもたして反応が薄い。
冬休み明けに学校に持って行って
休み時間に披露すると最初のうちはすごいすごいとなるが、
どうやってやるか教えて教えてとせがまれてばかり、
得意になった僕が一人にだけ教えようとすると結局皆に教えることになって、
なーんだと。見向きもされなくなった。
 
それ以来手品、マジックの類は見る専門。
忘年会の宴会芸として覚えたいと年末になると毎年何となく思うが、
めんどくさいと一瞬で打ち消す。
最近はマインドリーディングとでもいうのか、
技術が進みすぎてて何がどうなってるのかよくわからない。
でもそういうマジシャンたちも小さい頃、
夢中になってトランプで練習するところから始めたんだろうな。
それを10年、20年続けて今がある。
Mr.マリックの貧乏な下積み時代の話とか。
手品ってタネがどうこうよりも結局のところ技術の鍛錬にかけた時間なのだと思う。
 
最後に。
うちの会社も昔はホテルの大きなイベントルームを貸し切って
全社員対象のクリスマスパーティーをやっていたこともあった。
必ず芸能人のゲストを呼ぶ。
DANCE☆MANの年もあれば、テツandトモの年もあった。
ある年はマギー司郎だった。
最初3つほど、手品に見せかけてあからさまに手品でも何でもない
宴会芸みたいなので笑わせて、最後にさらっと本格的なのを披露。
あれはかっこよかったなあ。