2022/12/26: www.amazon.co.jp
The Cribs 「24-7 Rock Star Shit」 \1100
2022/12/26: TowerRecords 光が丘店
おとぼけビーバー 「Super Champon」 \3190
2022/12/26: www.hmv.co.jp
UA 「Turbo Deluxe Edition」 (\3542)
※HMV のポイントで
2022/12/27: www.hmv.co.jp
The Muffins 「Bakes's Dozen」 \29700
Blindie 「Against The Odds 1974-1982」 \16843
2022/12/27: diskunion.net
Phil Pratt & Friends 「The War Is On Dub Style」 \1800
2022/12/27: www.amazon.co.jp
The Spinanes 「Manos」 \827
Rufus Wainwright 「All Days Are Nights: Songs For Lulu」 \580
(Soundtracks) 「La La Land」 \900
Mica Paris 「Soul Classics」 \1240
Pat Metheny 「The Road To You」 \692
Ry Cooder 「Trespass」 \792
(Soundtracks) 「シン・ゴジラ音楽集」 \693
2022/12/29: BOOKOFF 練馬光が丘店
Rufus Wainwright 「Rufus Wainwright」 \550
The Spinanes 「arches and aisles」 \990
The La's 「Singles Collection」 \330
(V.A.) 「P-Funk Guitar Army - tribute to Jimi Hendrix」 \690
2022/12/30: www.amazon.co.jp
Hector Zazou 「Sahara Blue」 \500
2022/12/30: dikunion.net
Otis Rush 「Right Place, Wrong Time」 \1700
Otis Rush 「All Your Love I Miss Loving Live At The Wise Fooks Pub Chicago」 \980
2022/12/31: tower.jp
The Cribs 「Night Network」 (\2530)
※タワレコのポイントで。差分\130
2022/12/31: www.hmv.co.jp
布袋寅泰 「Guitarhythm active tour '91-'92」 \1870
COMPLEX 「COMPLEX」 \2226
吉田拓郎 「青春の詩」 \2048
UA 「Ametra Deluxe Edition」 \3272
2022/12/31: diskunion.net
Great 3 「Metal Lunchbox」 \1900
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おとぼけビ~バ~ 「Super Champon」
2022年の新譜から1枚選ぶとしたら、ハリー・スタイルズ 「Harry’s House」かな。
どこにでもありそうなのにどこにもない、普遍的なのにこの人にしか生み出しえない、
よくできた、できすぎなぐらいのポップ・ミュージックだった。
2番目は? と考えると
chelmico 「gokigen」と迷って、おとぼけビ~バ~ 「Super Champon」 かな。
この2組、2022年に出会った日本の音楽として僕の中にとても強烈な印象を残した。
どちらも女性だけ。前者は2人、後者は4人。
あえてジャンル分けするなら
おとぼけビ~バ~はパンク、 chelmico はヒップホップとなるか。
共にその分野ではあっけらかんと高い水準にいる。
おとぼけビ~バ~の名前はなんとなく聞いていたものの、
はっきり認識したのは深夜番組か Youtube でそのライヴ映像を見た時だった。
なんだこの生命体は。エネルギーと衝動の塊のような。
これだけ音楽的反射神経の高いバンドは Boredoms 以来か。
女性だけのパンクバンドというとき、日本にもいくつか偉大な先達がいる。
80年代のZELDA や赤痢、
90年代の少年ナイフ(今も活動していますが)や Super Junky Monnkey など。
(正直に言うと、00年台だと例えば、あふりらんぽを僕は聞いたことがないが……)
それらのバンドの DNA を受け継いで、さらに能力を高めていく。
その現時点での進化の頂点がおとぼけビ~バ~。
どのバンドもそれぞれ音楽性が全然違うけど、大きなひとつの流れの中にはあると思う。
野茂、イチロー、大谷と選手としての個性は全く違うけど
メジャーリーグで活躍する選手としてどんどん進化していってるような。
逆ギレも順ギレもどんとこい、とにかくハイテンション。
2分に満たない曲の中で目まぐるしく展開が変わる。
お祭り、パーティーというのとは違う。
ハイテンションのためのハイテンション。
ジェットコースターからフライングパイレーツ、フリーフォールと
10秒おきに飛び移ってるかのような。
演奏はもはやうまいのか下手のかよくわからず。
基本うまいんだけどテンションを重視してるんだと思われる。
そんで歌っていることは、タイトルを抜き出すと
”サラダ取り分けませんことよ”
”あらあんたえらいええ時計してそれどこで買いはったん”
”ヤリチン武勇伝ちゃう口を慎め”
もう何が何やら。
立命館大学のかの有名な『ロックコミューン』出身でとにかく関西のノリ。
アルバムはインディーズから出していて、現在は入手が難しい。
「おこしやす!! おとぼけビ〜バ〜」(2016)はメルカリで5,000円。
「いてこまヒッツ」(2019)はまだ普通に入手できるようで
amazon で定価で買うことができる。
今回の「Super Champon」 (2022)は11月辺りまでは普通に
HMV のサイトなどで国内盤があったんだけど、
12月に入って買おうとしたらどこにも在庫がない。油断した。
HMV で取り寄せるも品切れ。
その後かろうじてタワレコで輸入盤があった。帯の有無だけだろうとそちらを購入。
そしたらタワレコも在庫がなくなった。すみません。
彼女たちのすごいところはいくつもあるんだけど、
「おこしやす!! おとぼけビ〜バ〜」が13曲で34分。
「いてこまヒッツ」が14曲で27分。
「Super Champon」 が18曲で21分。
どんどん曲が短くなっていってる。
そういう進化、研ぎ澄まされ方もあるんだな。
とにかくカオス。
しかしこんな気持ちのいいカオスは他に聞いたことがない。